■KeePer <6036> 4,335円 (+195円、+4.7%)
KeePer技研 <6036> [東証P]が大幅続伸。3日の取引終了後に発表したキーパーラボ運営事業の9月度月次売上高で、既存店売上高が前年同月比6.7%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。「キレイに長く乗りたい」という需要が依然として高く、施工台数の増加と平均単価の上昇につながったという。また、台風の影響で8月後半にあった予約が9月に変更されたことや「予約簡略アプリ」の導入なども寄与した。
■タスキHD <166A> 662円 (+27円、+4.3%)
タスキホールディングス <166A> [東証G]が大幅続伸。3日取引終了後、グループ会社のZISEDAIが提供する物件情報管理サービス「TASUKI TECH LAND」の導入社数が100社を突破したと発表。これが手掛かりとなった。
■INPEX <1605> 2,166円 (+82.5円、+4.0%)
INPEX <1605> [東証P]が大幅高で4日続伸。そのほか、石油資源開発 <1662> [東証P]も4日続伸となった。3日の米原油先物相場では、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前日2日比3.61ドル高の1バレル=73.71ドルと上昇。一時、74ドル近辺まで上値を追った。中東情勢が緊迫化するなか、イスラエルがイランの石油施設などに報復攻撃を仕掛ける可能性があると伝わった。原油価格の上昇を受け、INPEXなど石油関連株への買いが優勢となった。
■ドリコム <3793> 715円 (+27円、+3.9%)
ドリコム <3793> [東証G]が大幅続伸。同社は4日、「Wizardry(ウィザードリィ)」シリーズ最新作のスマートフォン向け3DダンジョンRPG「Wizardry Variants Daphne(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)」の正式リリースが今月15日に決まったと発表。App Store及びGoogle Playの両ストアで同日からグローバルリリースするとしており、期待感が再び高まりつつあるようだ。
■タウンズ <197A> 632円 (+20円、+3.3%)
タウンズ <197A> [東証S]が3日ぶり大幅反発。「マイコプラズマ肺炎」が全国的に流行しており、なかでも東京都では9月16日から22日の週における都内25カ所の定点医療機関から報告された患者数が70人(1定点当たり2.80人)と過去最多を更新している。同社は、マイコプラズマ抗原を迅速に検出するための抗原検出キット「イムノエース マイコプラズマ」を提供していることから関連銘柄として関心が高まっているもようで、ほかに同じく抗原検出キット「クイックチェイサーMyco」を提供するミズホメディー <4595> [東証S]なども買われた。
■ポーラHD <4927> 1,562円 (+46.5円、+3.1%)
ポーラ・オルビスホールディングス <4927> [東証P]が大幅高で4日続伸。同社は3日、新製品「リンクルショット メディカル セラム デュオ」を25年1月1日に発売すると発表しており、好材料視された。新製品は、シワ改善化粧品のパイオニアであるリンクルショットブランドから投入される、顔のさまざまな部位に存在する散在シワに着目した美容液。国内初年度27億円の売り上げを目指すとしていることから、業績への貢献が期待されている。
■三菱UFJ <8306> 1,480円 (+31.5円、+2.2%)
三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]が3日ぶりに反発。そのほか、三井住友フィナンシャルグループ <8316> [東証P]、みずほフィナンシャルグループ <8411> [東証P]などメガバンクがそろって上昇した。北洋銀行 <8524> [東証P]や七十七銀行 <8341> [東証P]など地銀株も堅調に推移した。前日3日の米国市場では9月の米ISM非製造業景況感指数が前月比で上昇し、米国景気の底堅さが意識された。米原油先物相場の上昇を背景に、インフレ圧力が強まるとの見方も加わり、米長期金利はおよそ1ヵ月ぶりの水準に上昇した。円債市場では前日に財務省が実施した10年債入札が比較的強い結果となり、長期金利に低下圧力がかかったが、4日は米債相場の流れを引き継ぎ、長期金利は0.870%に上昇している。国内金利の低下が一服したことを受け、銀行株には買い戻しが入ったようだ。
■くら寿司 <2695> 3,840円 (+80円、+2.1%)
くら寿司 <2695> [東証P]が続伸。3日、9月度の月次情報を発表。既存店売上高は前年同月比5.9%増となった。前年を上回るのは2ヵ月連続。増収率は今年3月(23.0%)以来の高さとなり、好感されたようだ。9月は人気漫画「ONE PIECE」とのコラボキャンペーンを展開。「かにとまぐろ」や「いくらとうに」といったフェアも行った。既存店の客数は同2.0%増、客単価は同3.8%増。全店ベースの売上高は同8.0%増となった。
■日本紙 <3863> 985円 (+20円、+2.1%)
日本製紙 <3863> [東証P]が3日ぶり反発。資産運用会社のブラックロック・ジャパンが3日付で提出した大量保有報告書によると、ブラックロックと共同保有者の日本紙株式保有比率は5.30%と、新たに5%を超えたことが判明した。保有目的は純投資(投資一任契約に基づく顧客の資産運用および投資信託約款に基づく資産運用目的)としており、株価の先行き上昇への思惑が買いを引き寄せた。日本紙はPBRが0.2倍台で会社解散価値のほぼ4分の1の水準に株価が放置されているだけに、その是正に向けた動きが期待される状況にある。
■リンテック <7966> 3,435円 (+60円、+1.8%)
リンテック <7966> [東証P]が3日ぶり反発。SMBC日興証券が3日、リンテックの目標株価を3800円(従来は3300円)に引き上げた。投資評価は「2」を継続する。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は電子・光学のアドバンストマテリアルズが好調で、印刷材・産業工材、洋紙・加工材の収益性の改善も確認できたと指摘。EUV(極端紫外線)露光機用CNT(カーボンナノチューブ)製ペリクルの量産体制の確立に向けた取り組みの進捗や採用動向も注目されるとした。同証券はリンテックの26年3月期営業利益予想をこれまでの222億円から261億円に増額修正している。
■インソース <6200> 1,015円 (+11円、+1.1%)
インソース <6200> [東証P]が続伸。4日午前11時50分ごろ、子会社ミテモの地域活性化及び移住促進に向けた取り組みが、国土交通省の「移住等の促進に向けた実証調査」に採択されたと発表しており、好材料視された。国交省の「移住等の促進に向けた実証調査」は、地方公共団体と連携して、移住や二地域居住の促進に取り組むNPO法人や民間事業者が実施する先導的な取り組みを調査・分析するもの。今回採択されたミテモの取り組みは、人口減少と高齢化に直面し、地域の担い手不足という課題を抱えている長野県塩尻市の「シビック・イノベーション拠点スナバ」と連携したもので、地域コミュニティーの活性化や、地域経済を担う起業家の支援、都市部からの移住者に向けてリモートワーク環境の整備など、地域活性やイノベーションを推進するためのさまざまな事業を展開している。
※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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