大日印が後場プラスに転じる、Ｏ２Ｏ販促アプリ構築＆運用サービスの簡易版を発売

　大日本印刷<7912.T>は朝方一時２７．５円安の１１２５．０円まで下落する場面があったが、その後切り返し、後場はプラスに転じている。午前中に、ネットサービスによる来店促進を行うＯ２Ｏサービスに必要な各種機能をクラウド型で提供する「ＤＮＰ　Ｏ２Ｏ販促アプリ構築＆運用サービス　ＰＡＳＳＭＡＲＴ（パスマート）」のライトプラン（簡易版）を４月に発売すると発表したことを好感した買いが入っているもよう。同サービスは、アプリごとに作成するデザインや設定項目を最少化することで、Ｏ２Ｏサービスの導入決定からアプリ作成開始（入稿）までのプロセスを従来の約３分の１の手順に圧縮するというもの。企業が事前に用意するものを、ロゴ画像やホーム画面用のアイコン、利用規約やプライバシーポリシーなどの原稿、アプリ作成に必要な設定情報に限定することで、より迅速な導入が可能となるという。スマートフォンを活用した効果的な集客や販売促進を行いたい流通小売などが、より手軽にＯ２Ｏサービスを開始することができることから、ニーズは大きいとの見方が強い。

大日印の株価は１３時２５分現在１１５５．０円（△２．５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）