日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い優勢の展開から始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38490円まで売られる場面もみられたが、同水準に位置するボリンジャーバンドの-1σが支持線として機能する形から終盤にかけて切り返しており、25日線水準まで回復した。もっとも、前日の下落に対する自律反発の範囲であるため、25日線が位置する節目の39000円を明確に上放れてこないと、上へのバイアスは強まりにくいだろう。
一方で、エヌビディアなど半導体株の弱さが目立つ。トランプ次期大統領が、対中強硬派として知られる共和党議員2人を国務長官と国家安保補佐官に起用する構えと報じられるなか、米中関係の緊張が高まる可能性がある点が警戒される。さらに、米下院選挙で共和党が多数派を維持する見通しとなったと報じられている。大統領職と上下両院の多数派を共和党が占める「トリプルレッド」となり、トランプ次期大統領が政策を推進しやすくなるとみられる。中国に対する大幅関税の影響が警戒されるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などは手掛けづらくさせそうだ。
そのため、日経平均株価は米CPIの結果を受けて反発して始まった後は、こう着感が強まりそうだ。ハイテク株の底堅さを見極めながらの展開になるなか、創業家らによる買収検討が伝えられている7&iHD<3382>の動向が注目されそうである。そのほか、決算を手掛かりとしたところでは、昨夕に決算を発表したTOPPAN<7911>、小田急<9007>、ニッパツ<5991>、PHCHD<6523>、日新薬<4516>、東映<9605>、TOYO<5105>、アズーム<3496>、Aiロボティクス<247A>、保土谷化<4112>、ミツバ<7280>、イノベHD<3484>、オートサーバー<5589>、グルメ杵屋<9850>などが注目される。
<AK>
この銘柄の最新ニュース
TOPPANのニュース一覧- TOPPANホールディングス、高性能で小型化・低消費電力化を実現した3D ToFセンサを開発 2024/11/20
- TOPPANホールディングス、アカデミア・医療機関向け医療情報分析ツールを開発 2024/11/18
- 前場に注目すべき3つのポイント~手掛かり材料に欠けるなかで米国にらみの展開~ 2024/11/18
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】 … SUMCO、コクサイエレ、ネクソン (11月8日~14日発表分) 2024/11/16
- 今週の【上場来高値銘柄】三機工、リクルート、ノジマなど64銘柄 2024/11/16
マーケットニュース
- 政府が開発支援へ本腰、「地熱発電」関連にホットマネーが押し寄せる <株探トップ特集> (11/21)
- 明日の株式相場に向けて=再び「材料株繚乱の森」へGO (11/21)
- NY各市場 4時台 ダウ平均は530ドル高 ナスダックはプラス圏での推移 (11/22)
- NY各市場 3時台 ダウ平均は568ドル高 ナスダックもプラス圏に浮上 (11/22)
おすすめ条件でスクリーニング
TOPPANホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
TOPPANホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。