*12:29JST 後場に注目すべき3つのポイント~貿易摩擦などへの警戒感高まる展開に
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅続落、貿易摩擦などへの警戒感高まる展開に
・ドル・円は伸び悩み、節目付近に売り
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>
■日経平均は大幅続落、貿易摩擦などへの警戒感高まる展開に
日経平均は大幅続落。前日比422.44円安(-1.07%)の38953.44円(出来高概算11億1000万株)で前場の取引を終えている。
12日の米国株式市場は反落。ダウ平均は382.15ドル安の43910.98ドル、ナスダックは17.36ポイント安の19281.40で取引を終了した。過去最高値付近で様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。新たな買い材料なく、さらに、一時的な高値達成感などに利益確定売りに押され、相場は下落に転じた。その後も、景気見通し改善や利下げ観測の緩和を背景とした長期金利の上昇を警戒し、終日軟調に推移。明日に消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻り鈍く終了。
米国株の反落を受けて、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。トランプ次期政権の人事報道を受けて、貿易摩擦の激化などへの警戒感が高まったことで、日経平均は寄付きから、じりじりと下げ幅を広げ、6日以来の39000円割れとなった。決算内容を材料に値がさ株の東京エレクトロン<8035>が大幅高となったが、自動車株など輸出関連銘柄を中心に売られた。
日経平均採用銘柄では、決算発表を材料に買い優勢でスタートしたソフトバンクG<9984>が、買い一巡後に前日比マイナス圏に沈んだほか、今期業績予想が市場予想を下回ったネクソン<3659>は大幅安で年初来安値を更新。昨日急騰したリクルートHD<6098>も反落となった。このほか、住友鉱山<5713>、日揮HD<1963>、第一三共<4568>、日立<6501>、東京建物<8804>などが下落した。
一方、好業績を受けて東京エレクトロンが大幅高となったほか、上期営業損益が黒字化したシャープ<6753>も買われた。また、古河電工<5801>、フジクラ<5803>など電線株も堅調。アグロカネショウ<4955>へのTOBを発表した出光興産<5019>が買われ、アグロカネショウはストップ高買い気配となった。このほか、レゾナックHD<4004>、リコー<7752>、カシオ<6952>、住友ファーマ<4506>などが買われた。
業種別では、医薬品、その他金融、精密機器、サービス、その他製品などが下げた一方、石油・石炭、倉庫・運輸、水産・農林、空運の4セクターのみ上昇。
為替は1ドル154円後半で推移しているが、引き続き輸出関連銘柄への追い風とはなっていない。後場の東京市場は、トランプ次期政権への警戒を受けて、欧州投資家が参加し始める14時頃に一段安となる可能性もあろう。取引時間中の決算発表銘柄は下記の通り、13時台には、ENEOSホールディングス<5020>、ツガミ<6101>、小田急電鉄<9007>、松井建設<1810>、14時台には、三菱製紙<3864>、石油資源開発<1662>、銭高組<1811>、JPホールディングス<2749>、15時には、フルッタフルッタ<2586>、コメ兵ホールディングス<2780>、楽天G<4755>、三越伊勢丹HD<3099>、ミツバ<7280>、上組<9364>、TOPPANホールディングス<7911>などが予定されている。
■ドル・円は伸び悩み、節目付近に売り
13日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。ドル先高観によるドル買いが先行し、154円50銭から154円94銭まで一時上昇。ただ、心理的節目の155円付近では売りが強まり、一段の上値を抑えられた。日経平均株価の大幅安も、ドル失速の要因に。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円50銭から154円94銭、ユーロ・円は164円06銭から164円51銭、ユーロ・ドルは1.0611ドルから1.0629ドル。
■後場のチェック銘柄
・Sapeet<269A>、ジェイフロンティア<2934>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・10月国内企業物価指数:前年比+3.4%(予想:+2.9%、9月:+2.8%←+2.8%)
【要人発言】
・バーキン米リッチモンド連銀総裁
「米国経済はかなり良好も労働市場の弱さを監視」
「米国の消費者は価格に敏感になっている」
「労働市場は堅調だが、軟調推移が続く可能性も」
「インフレは制御下にあるが、目標を根強く上回るリスクも」
「労働者不足の環境にある」
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<CS>
・日経平均は大幅続落、貿易摩擦などへの警戒感高まる展開に
・ドル・円は伸び悩み、節目付近に売り
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>
■日経平均は大幅続落、貿易摩擦などへの警戒感高まる展開に
日経平均は大幅続落。前日比422.44円安(-1.07%)の38953.44円(出来高概算11億1000万株)で前場の取引を終えている。
12日の米国株式市場は反落。ダウ平均は382.15ドル安の43910.98ドル、ナスダックは17.36ポイント安の19281.40で取引を終了した。過去最高値付近で様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。新たな買い材料なく、さらに、一時的な高値達成感などに利益確定売りに押され、相場は下落に転じた。その後も、景気見通し改善や利下げ観測の緩和を背景とした長期金利の上昇を警戒し、終日軟調に推移。明日に消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻り鈍く終了。
米国株の反落を受けて、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。トランプ次期政権の人事報道を受けて、貿易摩擦の激化などへの警戒感が高まったことで、日経平均は寄付きから、じりじりと下げ幅を広げ、6日以来の39000円割れとなった。決算内容を材料に値がさ株の東京エレクトロン<8035>が大幅高となったが、自動車株など輸出関連銘柄を中心に売られた。
日経平均採用銘柄では、決算発表を材料に買い優勢でスタートしたソフトバンクG<9984>が、買い一巡後に前日比マイナス圏に沈んだほか、今期業績予想が市場予想を下回ったネクソン<3659>は大幅安で年初来安値を更新。昨日急騰したリクルートHD<6098>も反落となった。このほか、住友鉱山<5713>、日揮HD<1963>、第一三共<4568>、日立<6501>、東京建物<8804>などが下落した。
一方、好業績を受けて東京エレクトロンが大幅高となったほか、上期営業損益が黒字化したシャープ<6753>も買われた。また、古河電工<5801>、フジクラ<5803>など電線株も堅調。アグロカネショウ<4955>へのTOBを発表した出光興産<5019>が買われ、アグロカネショウはストップ高買い気配となった。このほか、レゾナックHD<4004>、リコー<7752>、カシオ<6952>、住友ファーマ<4506>などが買われた。
業種別では、医薬品、その他金融、精密機器、サービス、その他製品などが下げた一方、石油・石炭、倉庫・運輸、水産・農林、空運の4セクターのみ上昇。
為替は1ドル154円後半で推移しているが、引き続き輸出関連銘柄への追い風とはなっていない。後場の東京市場は、トランプ次期政権への警戒を受けて、欧州投資家が参加し始める14時頃に一段安となる可能性もあろう。取引時間中の決算発表銘柄は下記の通り、13時台には、ENEOSホールディングス<5020>、ツガミ<6101>、小田急電鉄<9007>、松井建設<1810>、14時台には、三菱製紙<3864>、石油資源開発<1662>、銭高組<1811>、JPホールディングス<2749>、15時には、フルッタフルッタ<2586>、コメ兵ホールディングス<2780>、楽天G<4755>、三越伊勢丹HD<3099>、ミツバ<7280>、上組<9364>、TOPPANホールディングス<7911>などが予定されている。
■ドル・円は伸び悩み、節目付近に売り
13日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。ドル先高観によるドル買いが先行し、154円50銭から154円94銭まで一時上昇。ただ、心理的節目の155円付近では売りが強まり、一段の上値を抑えられた。日経平均株価の大幅安も、ドル失速の要因に。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円50銭から154円94銭、ユーロ・円は164円06銭から164円51銭、ユーロ・ドルは1.0611ドルから1.0629ドル。
■後場のチェック銘柄
・Sapeet<269A>、ジェイフロンティア<2934>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・10月国内企業物価指数:前年比+3.4%(予想:+2.9%、9月:+2.8%←+2.8%)
【要人発言】
・バーキン米リッチモンド連銀総裁
「米国経済はかなり良好も労働市場の弱さを監視」
「米国の消費者は価格に敏感になっている」
「労働市場は堅調だが、軟調推移が続く可能性も」
「インフレは制御下にあるが、目標を根強く上回るリスクも」
「労働者不足の環境にある」
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<CS>
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