個別では、ウェルスナビ<7342>が週間で25.3%高とマザーズ上昇率トップ。時価総額でも6位に浮上した。その他時価総額上位ではJMDC<4483>が同5.7%高、BASE<4477>が同10.2%高と堅調。「まん延防止等重点措置」の適用拡大を受け、週末にかけてBASEなどのEC(電子商取引)関連銘柄が買われていた。また、売買代金上位では直近上場のスパイダープラス<4192>やココナラ<4176>、昨年12月上場のKaizen Platform<4170>が大きく上昇した。一方、メルカリ<4385>は同0.4%安と伸び悩み。売買代金上位では直近上場のAppier Group<4180>が週前半に売りに押され、AppBank<6177>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力では、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同4.0%高、東映アニメーション<4816>が同6.9%高、セリア<2782>が同9.6%高と堅調。また、ソノコム<7902>などが上昇率上位に、日邦産業<9913>などが下落率上位にそれぞれ顔を出した。IPOでは5社が新規上場し、このうちオキサイド<6521>が公開価格の約2.3倍という高い初値を付けた。その他は前の週までと同様にやや伸び悩んだ印象こそあるものの、過度に警戒ムードが高まることもなく、公開価格を上回るしっかりした初値形成となった。
来週の新興市場では、改めてマザーズ指数の一段の上昇、それに3月高値(1256.51pt、取引時間中)上抜けに期待したい。前述のとおり徐々に売りが減って底堅さを増しつつあるなか、企業決算の発表を前にした日経平均の伸び悩み、「まん延防止」適用拡大によるIT・インターネットサービスの見直し、米ハイテク株の堅調推移などと、新興IT株に物色が向かう環境になってきたと言える。ある程度売買が膨らんでくれば戻り待ちの売りもこなせそうだ。
注目されたオキサイドの上場を通過し、一時売られていたココナラやAppierがしっかりした値動きを見せ始めている。また、証券各社の調査開始をきっかけに見直し機運が出てきたAI inside<4488>やChatwork<4448>にも注目したい。なお、来週は4月12日にエヌ・ピー・シー<6255>、13日にマネーフォワード<3994>、SERIOHD<6567>、14日にウエストHD<1407>、ティーケーピー<3479>、UUUM<3990>、WACUL<4173>、グッドパッチ<7351>、バリュエンスHD<9270>などが決算発表を予定している。
IPO関連では、4月13日に紀文食品<2933>が東証1部へ、15日にサイバートラスト<4498>がマザーズへそれぞれ新規上場する。紀文食品は練りものメーカーとして高い知名度を誇り、公開規模も東証1部上場案件としては比較的小型。電子証明サービスなどのサイバートラストは個人投資家の物色人気に乗り、逆風下ながら初値を伸ばしてきそうだ。
<FA>
この銘柄の最新ニュース
ソノコムのニュース一覧- 出来高変化率ランキング(9時台)~王子HD、ウインテストなどがランクイン 2024/12/13
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】寄付 … スカイマーク、エスケーエレ、日精機 (11月11日発表分) 2024/11/12
- ソノコム、上期経常は43%減益で着地 2024/11/11
- 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結) 2024/11/11
- 従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ 2024/09/30
マーケットニュース
- <動意株・7日>(前引け)=エヌエフHD、アステリア、GFA (01/07)
- 日経平均7日前引け=3日ぶり反発、957円高の4万264円 (01/07)
- <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位にリベルタ (01/07)
- ◎7日前場の主要ヘッドライン (01/07)
おすすめ条件でスクリーニング
ソノコムの取引履歴を振り返りませんか?
ソノコムの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。