3. 財務状況と財務指標
ビーアンドピー<7804>の2024年10月期末の資産において、流動資産の残高は3,800百万円と前期末比299百万円増加した。営業活動によるキャッシュ・フローの収入が投資活動と財務活動によるキャッシュ・フローの支出を上回ったことで現金及び預金が2,983百万円と244百万円増加し、また売上債権も同42百万円増加した。固定資産に関しては、大阪・横浜ファクトリーへの大型機械導入などにより機械及び装置が同30百万円増加したほか、繰延税金資産が18百万円増加したことにより残高は336百万円となった。その結果、資産合計残高は4,136百万円となった。負債においては、イデイのM&A仲介手数料等38百万円の発生に伴い未払金が42百万円増加したことにより流動負債の残高は558百万円と同44百万円増加した。固定負債の残高は152百万円と前期末と同水準となった。純資産に関しては、剰余金の配当による98百万円の減少はあったものの、当期純利益391百万円を計上したことにより残高は3,426百万円と同305百万円増加した。
安全性の指標を見ると、自己資本比率は82.8%と前期末比0.4ポイント上昇した。また、稼ぐ力が向上している部分にも注目したい。ROEは11.9%と前期比2.0ポイント上昇、ROAも13.9%と同1.5ポイント上昇した。自己資本比率82.8%と財務の健全性を維持しながら、同時にROEを高めている点は注目に値する。今後も生産活動の効率化や高付加価値ソリューションの提供を行うなかで、効率的に収益性が高まっていくと弊社は見ている。
4. キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益が550百万円と前期より97百万円増加したことなどにより442百万円の収入となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が87百万円あったことなどにより102百万円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い99百万円などにより95百万円の支出となった。以上により同社の2024年10月期末における現金及び現金同等物の残高は2,983百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
<HN>
この銘柄の最新ニュース
B&Pのニュース一覧- B&P、今期経常は6%増で2期連続最高益、7円増配へ 2025/12/09
- 2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 2025/12/09
- 2025年10月期 決算説明資料 2025/12/09
- 事業基盤強化に向けた東京本社・横浜ファクトリーの戦略的移転統合に関するお知らせ 2025/12/09
- 9日の主なマーケットイベント 2025/12/09
マーケットニュース
- 東京株式(寄り付き)=買い優勢、FOMC前で様子見ムードも漂う (12/10)
- 日経平均10日寄り付き=223円高、5万878円 (12/10)
- サンバイオ、トヨタ自◆今日のフィスコ注目銘柄◆ (12/10)
-
アドテスト、ディスコなど半導体製造装置関連は強弱観対立も頑強、米半導体株軟調で勢いに欠ける展開◇
(12/10)
おすすめ条件でスクリーニング
ビーアンドピーの取引履歴を振り返りませんか?
ビーアンドピーの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。