業績悪化の織り込み完了で戻り足を速めてくる可能性
20~30歳代の女性向けカラーコンタクトの主力ブランドで新製品を投入するなど、拡販を図るも販促費がかさんで今期業績は落ち込む。投入した広告効果が表れてくるのは来期以降か。ファッション化しているコンタクトレンズ需要自体は拡大傾向にあり、業績の持ち直しに期待がかかる。
株価は今年に入って上場来安値を更新するなど底値圏を這う動きであったが、業績悪化分を織り込んでようやく持ち直しの動きが出始めてきた。株価バリュエーションは割高な評価だが、これ以上の下振れが無ければ下値を固めた印象。3月の自社株買い決定時に集めた出来高における需給の整理が進み、そろそろ反転の兆し。5/1の経過状況報告ではまだ自社株買いは始まっていない。ボリンジャーバンドは収縮しきっており、ひとたび動意づくと一気に戻りを試してくる可能性もある。
業種:精密機器
時価総額:50.5億円
PER:111.51倍
PBR:2.16倍