日経平均は大幅高で3日続伸、先物主導で5か月ぶりに終値40000円台回復
米国株が高安まちまちだったが、為替が前日比で円安ドル高に振れたことから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台でスタートした後は、先物の買い観測などを背景にじりじりと上げ幅を拡大。ファーストリテ<9983>
や値がさ半導体株が後場も上げ幅を拡大したことから、日経平均は後場一段高の展開に。終値ベースとしては7月19日以来となる40000円台回復となった。
大引けの日経平均は前日比713.10円高(+1.80%)の40281.16円となった。東証プライム市場の売買高は21億3623万株。売買代金は4兆3282億円。業種別では、電気・ガス、鉄鋼、電気機器、医薬品、サービスなどが上昇した一方、鉱業、ゴム製品の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は82.5%、対して値下がり銘柄は15.0%となっている。
日経平均採用銘柄では、牧野フライス<6135>に同意なきTOBをかけたニデック<6594>
が上昇し、牧野フライスはストップ高買い気配のまま大引けを迎え比例配分となった。このニュースが刺激材料となりオークマ<6103>など工作機械の一角も上昇。また、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>など半導体関連も買われた。このほか、ディー・エヌ・エー<2432>、IHI<7013>、デンカ<4061>、ニトリHD<9843>などが上昇した。
一方、ホンダ<7267>との統合比率が5対1となるとの報道を受けて日産自<7201>が下落したほか、三菱自動車<7211>も売られた。また、昨日買われた高島屋<8233>も利益確定売りが先行。このほか、INPEX<1605>、ヤマハ発動<7272>、古河電工<5801>、コニカミノルタ<4902>、JT<2914>、キヤノン<7751>などが下落した。
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