<動意株・17日>(前引け)=芝浦、長野計器、ALBERT
長野計器<7715.T>=上値追い鮮烈で新値街道。業績は好調を極めており、22年3月期業績は従来予想を増額し、営業利益段階で33億9000万円(前期比2.4倍)予想と大幅な伸びを見込んでいる。株価は今週になって上げ足を加速させ約14年ぶりの高値圏を走っているが、PERは13倍前後と割高感に乏しい。同社は圧力計と圧力センサーの専業メーカーで世界トップクラスの実績を有し、特に水素ステーション向け圧力計測器はほぼ独占供給の状態。会社側でも政策後押しによる水素ステーションの普及に期待を寄せている。また、圧力計と圧力センサーは半導体業界向けでも引き合いが旺盛で、世界的な半導体設備増強の動きが強力な追い風となっている。
ALBERT<3906.T>=急速に切り返しに転じる。ビッグデータ解析や自動運転分野など人工知能(AI)に絡む開発案件で高い実績を有し、需要が急増中のデータサイエンティストの育成でも先駆している。16日取引終了後、同社はSBI証券と協業し、顧客属性に応じてマーケティングを最適化するAIモデルの開発を11月から開始することを発表、これを材料視する買いを引き寄せる形となった。株価は今週明け15日に5310円の戻り高値を形成後、目先筋の利益確定売りで反落したが、きょうは再び買い直される展開で5000円大台復帰を果たしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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