東京株式(前引け)=利益確定売り優勢で反落、2万円大台攻防に
きょう前場の東京株式市場は、終始売り優勢だった。米国株市場ではNYダウの最高値更新が続いているが、ナスダック指数の上値は重く、為替のドル安・円高に対する警戒も根強いなかで、輸出株中心に利益確定を優先する動きが目立った。自動車や電機セクターなどが売られたほか、銀行株も軟調で全般地合いを悪くしており、需給面では先物主導で裁定解消売りが出て全体を押し下げる格好となった。日経平均は10時以降段階的に下げ幅を広げ、前場終盤には2万円台を割り込んだが、前引けはかろうじて大台をキープしている。
個別では任天堂<7974.T>が軟調、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>など自動車株も売りに押された。キーエンス<6861.T>が売られ、東京エレクトロン<8035.T>も値を下げた。住友精化<4008.T>が急落、日立造船<7004.T>、カシオ計算機<6952.T>なども大きく下落した。半面、古河電気工業<5801.T>が商いを膨らませ大幅高、良品計画<7453.T>も上昇した。荒川化学工業<4968.T>、ダイトロン<7609.T>が急伸、コロプラ<3668.T>も活況高となった。ニチコン<6996.T>、TYK<5363.T>も大きく値を上げた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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