―決算で売られた銘柄! 下落率ランキング―
企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。
以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の7月7日から10日の決算発表を経て11日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。
▲No.1 ワッツ <2735>
23年8月期の連結経常利益を従来予想の8.5億円→4億円(前期は11.4億円)に52.9%下方修正し、減益率が26.0%減→65.2%減に拡大する見通しとなった。
▲No.2 進和 <7607>
23年8月期第3四半期累計(22年9月-23年5月)の連結経常利益は前年同期比13.6%減の40.8億円に減ったが、通期計画の44億円に対する進捗率は92.8%に達し、5年平均の75.5%も上回った。
▲No.3 ウエルシア <3141>
24年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比18.8%減の85.2億円に減り、3-8月期(上期)計画の280億円に対する進捗率は30.4%にとどまり、5年平均の40.0%も下回った。
■決算マイナス・インパクト銘柄
コード 銘柄名 市場 下落率 発表日 決算期 経常変化率
<2735> ワッツ 東P -10.21 7/10 3Q -62.35
<7607> 進和 東P -8.76 7/10 3Q -13.59
<3141> ウエルシア 東P -8.55 7/10 1Q -18.78
<7888> 三光合成 東P -7.69 7/10 本決算 3.81
<9278> ブックオフG 東P -5.69 7/10 本決算 -1.32
<4714> リソー教育 東P -1.50 7/10 1Q 赤拡
※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした11日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「%」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。
株探ニュース
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