ＰＡＬＴＥＫが急反落、急激な円高が売上原価を押し上げ１６年１２月期業績予想を下方修正

　ＰＡＬＴＥＫ<7587.T>が急反落。９日の取引終了後、１６年１２月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３００億円から３２０億円（前期比１１．０％増）へ上方修正した一方、営業利益を１２億円から８億２５００万円（同３９．４％減）へ、純利益を７億円から４億８５００万円（同２８．１％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　売上高については、民生機器向けメモリ製品の販売が大幅に増加していることから計画を上回ると予想。一方、利益面では、急激な円高の進行で仕入れ先に対して保有している仕入値引ドル建て債権の評価額が減少し、これら為替レート変動による影響が売上原価を押し上げることが要因としている。

　なお、同時に発表した第１四半期決算は、売上高９４億３１００万円（前年同期比４４．９％増）、営業利益１億２６００万円（同７２．５％減）、純利益６９００万円（同７６．１％減）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）