管材類の売上高は前年同期比8.7%増の428.37億円となった。住宅分野では、ウッドショックの影響により新築着工が増加したこと、及び商品価格の改定を前にリフォーム需要が増加した。非住宅分野は、半導体工場向け設備投資を中心とした需要の回復、及び大型案件の着工が進み、増加した。その中で同社グループとしては、商品の安定供給を図るため、在庫商材の拡充、物流機能の活用、商材の拡大に注力した。
衛生陶器・金具類の売上高は同3.5%増の436.96億円となった。新設着工戸数は、持家は大幅に減少したものの貸家、分譲住宅が増加し、全体として、やや増加した。住宅のリフォーム需要は、生活様式の変化による設備の交換需要が増加した。非住宅分野は昨年度に新型コロナウイルスの影響により、便座や水栓類の非接触商品への取替需要が進み、その影響で今年度は減少した。温水暖房便座、一体型便器の生産状況は下期にかけて回復されたため、売上が増加した。
住宅設備機器類の売上高は同11.0%増の269.99億円となった。給湯分野は、ガス・石油給湯器の製品供給体制が回復した。キッチン設備は、商品価格の改定を前に需要が高まり、上期は増加した。一方、下期は、ショールームへの来館人数の減少に比例し、売上も減少したが、通期では伸長した。その中で、同社グループとしては、在庫量・アイテムの増加、ショールーム商談会の実施を行い、即納体制の強化、個別散在需要の獲得に注力した。
空調機器・ポンプの売上高は同9.2%増の328.92億円となった。空調機器類の需要は、生産、物流による遅延が解消され、堅調に推移した。住宅用空調機器は、高機能タイプの需要が増加したこと、及び寒冷地域において、暖房用としての需要が増加した。業務用空調機、汎用ポンプ、及び家庭用ポンプは堅調に推移した。ポンプはモーター、インバーター等の部材調達が困難な状況となった。その中で、同社グループとしては、販路の開拓、仕入先との連携を強化し、代替品の提案、納期管理等を積極的に行うことで、顧客のニーズに合わせた提案に努めた。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.6%増の1,550.00億円、営業利益が同6.9%増の30.00億円、経常利益が同5.3%増の40.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.0%増の28.00億円を見込んでいる。また、同日、2024年3月期の配当に関して、中間配当金21.00円(普通配当21.00円)、期末配当金21.00円(普通配当21.00円)を発表した。この増配により、記念配当を含めて、8期連続の増配となる。
<SI>
この銘柄の最新ニュース
橋本総業HDのニュース一覧- 役員新体制に関するお知らせ 2024/06/27
- 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ 2024/06/27
- 【↑】日経平均 大引け| 続伸、米株高好感も買い一巡後は伸び悩む (6月11日) 2024/06/11
- 公正取引委員会による当社子会社への立ち入り検査について 2024/06/11
- 東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、ダイワ通信、SKジャパンが一時S高 2024/06/11
マーケットニュース
- パリ五輪・直前! メダルラッシュで勇躍する関連株を追う <株探トップ特集> (07/22)
-
明日の株式相場に向けて=逆張り個人の半導体全力買いは奏功するか (07/22)
- 米株価指数先物 時間外取引 堅調、ダウ先物は56ドル高 (07/22)
- 本日の【新規公開(IPO)】公開価格決定 (22日大引け後 発表分) (07/22)
橋本総業ホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
橋本総業ホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは![アセプラ(アセットプランナー)](https://assets.minkabu.jp/images/stock/img_asset_tradehistory.png)
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。