■モイ <5031> 351円 (+51円、+17.0%) 一時ストップ高
モイ <5031> [東証G]が3日続急騰、一時ストップ高となった。年初来高値を連日更新した。10日の取引終了後、26年1月期第3四半期累計(2-10月)の単独決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。経常利益予想を前回予想の1億2900万円から3億7300万円(前期比45.8%増)に引き上げた。経常利益は減益予想から一転、前期の過去最高益を更新する見通しとなっており、業況を評価した買いが集まった。売上高予想は前回予想の66億1000万円から66億1200万円(前期比0.3%増)と小幅に引き上げた。同社はライブ配信プラットフォーム「ツイキャス」を運営。ポイント販売の予想を下方修正した一方、メンバーシップやプレミア配信の売り上げ見通しを上方修正している。また、ポイント販売においてアプリ以外の決済手段の比率が上昇。手数料率の低下が販管費を圧縮する。自主音楽レーベル「Moi Records」の管理音楽に関する収益の増加も利益拡大に寄与する。最終利益予想は開示していない。2-10月は売上高が49億5400万円(前年同期比0.5%増)、経常利益が3億600万円(同52.7%増)、最終利益が1億3400万円(同13.1%減)となった。日本音楽著作権協会(JASRAC)と「ツイキャス」での楽曲利用に伴う収支報告の内容に関する認識の齟齬(そご)の解決に向けた協議が完了し、解決に伴う特別損失を計上した。なお、NexTone <7094> [東証G]との間にも認識の齟齬が発生しており、解決に向けた協議を進めている。
■Gオイスター <3224> 697円 (+100円、+16.8%) ストップ高
ゼネラル・オイスター <3224> [東証G]がストップ高。10日の取引終了後、1000株以上を保有する株主に3月末と9月末を基準日として、自社の店舗で使える1万円相当のポイント(年間2万円相当)を贈呈すると発表しており、株主還元姿勢を評価した買いを引き寄せた。同社は24年9月末を基準日とする株主優待を最後に制度を廃止していたが、前回の株主優待制度を再検証し、維持費用の大幅な削減による持続可能な制度運営の可能性を検討してきたという。今回の株主優待制度の導入を通じ、個人株主の増加と中長期的な保有の促進を図る。
■かっこ <4166> 733円 (+100円、+15.8%) ストップ高
かっこ <4166> [東証G]がストップ高。10日の取引終了後、25年12月期の単独業績予想の修正を発表した。最終損益予想を2億2500万円の赤字から1億5500万円の赤字(前期は2億5500万円の赤字)に縮小する見通しになった。同時にNTT <9432> [東証P]傘下のNTTデータとEMV-3Dセキュア領域でクレジットカードの不正利用対策の強化に向けた業務提携をすると開示しており、これらを好感した買いが集まった。売上高予想は7億8100万円から8億円(前期比9.0%増)に見直した。既存顧客向けに実施したEC向け不正検知サービス「O-PLUX」のバージョンアップにより、サーバー費・データ費の効率化が進んだことで売上総利益率が当初予想を上回っている。業務提携についてはEMV-3Dセキュアの仕組みの一部で連携し、サービスをカード会社向けに提供するNTTデータとEC事業者向けに展開するかっこの双方の視点を踏まえることで、不正検知の高度化を推進する。
■クックビズ <6558> 738円 (+100円、+15.7%) ストップ高
クックビズ <6558> [東証G]がストップ高。同社は10日の取引終了後、食品スーパー「ロピア」を運営するOICグループ(川崎市幸区)と資本・業務提携を行うと発表。収益面での好影響を期待した買いが入ったようだ。クックビズはグループが取り扱う水産加工品や総菜などをOICグループに供給するほか、新商品の共同企画や開発などを推進。採用活動も支援する。OICグループがクックビズ株の14万株(発行済み株式総数の5.02%)を、クックビズ社長から東京証券取引所における立会外取引(ToSTNeT-1)を通じ同日付で取得する。クックビズは26年11月期の連結業績への具体的な影響額は現時点では未定とし、今後公表すべき事項が生じた場合は速やかに開示するとした。
■新都HD <2776> 142円 (+18円、+14.5%)
新都ホールディングス <2776> [東証S]が続急騰。同社は11日午後2時ごろ、26年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結決算を発表。営業損益が2億9300万円の黒字(前年同期は6500万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比2.3倍の165億6600万円で着地。前期に子会社化した北山商事を主軸とする金属リサイクル事業関連の収益が大幅に増加したことが寄与した。なお、通期業績予想については売上高230億2000万円、営業利益2億9000万円とする従来見通しを据え置いた。
■VPJ <334A> 1,720円 (+151円、+9.6%)
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン <334A> [東証G]が急反発。10日の取引終了後に25年12月期の期末一括配当予想を15円74銭から29円(前期実績13円11銭)へ増額修正したことが好感された。普通配当を21円に引き上げるとともに、今年3月に東証グロース市場に上場したことを記念して8円の記念配当を実施する。
■AKIBA <6840> 434円 (+34円、+8.5%) 一時ストップ高
AKIBAホールディングス <6840> [東証S]が急反発、一時ストップ高となった。増設メモリーやフラッシュモジュールなどメモリー製品の販売を手掛けるが、米エヌビディア
■ベステラ <1433> 1,165円 (+76円、+7.0%)
東証プライムの上昇率3位。ベステラ <1433> [東証P]が続急伸。同社は製鉄や石油、電力などのプラント解体工事を手掛けるが、完工増加を背景に収益が押し上げられている。10日取引終了後、26年1月期第3四半期(25年2-10月)決算は営業利益段階で前年同期比4.1倍の5億3500万円と好調に推移した。8-10月期では前年同期の赤字から大幅黒字転換している。これを好感する買いを呼び込む状況となった。
■三井物 <8031> 4,543円 (+210円、+4.9%)
東証プライムの上昇率6位。三井物産 <8031> [東証P]が大幅高で4日続伸。11日は伊藤忠商事 <8001> [東証P]や住友商事 <8053> [東証P]など総合商社大手に高い銘柄が目立った。ハイテク系の主力銘柄に売りが目立つなか、バリュー株に位置付けられる商社株に足もとで資金シフトがみられた。実際、総合商社大手は“バフェット効果”で株価水準を大きく切り上げた経緯もあり、現状でPBRなどに割安感は伴わないのだが、世界的なインフレ警戒の中で貴金属及び銅やレアアースなどを含めたコモディティー市況の上昇が、収益機会を高める背景として注目されている。三井物や住友商は最高値街道を走っていたが、このほか伊藤忠も11日は約1ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。
■トライアル <141A> 2,594円 (+110円、+4.4%)
トライアルホールディングス <141A> [東証G]が大幅高で3日続伸。10日取引終了後、11月度の「月次売上高速報(小売)」を発表した。既存店売上高は前年同月比5.5%増と2ヵ月連続でプラス、全店ベースでは同13.7%増となった。小型フォーマット「TRIAL GO」の都内初出店や新フォーマット「トライアル西友」の1号店オープンなど、新規出店に取り組んだことが奏功した。土日祝日が前年同月と比較して2日多かったことも寄与した。これが好感された。
■マクセル <6810> 2,417円 (+97円、+4.2%)
東証プライムの上昇率9位。マクセル <6810> [東証P]が大幅高で4日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券が10日、マクセルの目標株価を従来の2500円から2800円に増額修正した。投資判断は「オーバーウェート」を継続する。電池を中心に事業展開するエネルギーセグメントが中期の業績とROE(自己資本利益率)のドライバーになると指摘。事業ポートフォリオ改革の成果から、中計最終年度となる27年3月期の業績目標の達成を予想するとともに、現中計の目標達成が視野に入れば、全固体電池をはじめとする中期の成長を評価する局面に入ると想定する。
■シンクロ <3963> 616円 (+24円、+4.1%)
東証プライムの上昇率10位。シンクロ・フード <3963> [東証P]が大幅続伸。英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)は10日の取引終了後に関東財務局へ提出した変更報告書のなかで、株式保有比率が従来の23.27%から25.67%に上昇しており、思惑視した買いが進んだ。AVIは9日にも保有割合が増加したことを報告していた。10日の変更報告書の報告義務発生日は12月3日。保有目的は「純投資及び重要提案行為等を行うこと」としている。
■モノタロウ <3064> 2,265円 (+87円、+4.0%)
MonotaRO <3064> [東証P]が4日ぶり大幅反発。10日取引終了後、11月度の月次業績を発表した。売上高は前年同月比19.9%増と、プラス基調を維持した。これが好感された。
■テクセンド <429A> 3,105円 (+100円、+3.3%)
テクセンドフォトマスク <429A> [東証P]が3日ぶり大幅反発。 半導体メーカー向けにフォトマスク製品を供給する米国の競合企業フォトロニクス
■TOPPAN <7911> 4,989円 (+154円、+3.2%)
TOPPANホールディングス <7911> [東証P]が大幅高で4日続伸。11月28日につけた上場来高値を更新した。同社は10日に開催したエレクトロニクス系セグメント事業戦略説明会の資料をホームページ上で公表。2030年度に同事業の売上高で3500億円、うち半導体で2700億円を目指す。テクセンドフォトマスク <429A> [東証P]を除いた25年度計画に対し事業全体で2.7倍、半導体で3.2倍へトップラインを拡大する見込みとなっており、成長を期待した買いが流入した。LSIチップの高速化や多機能化を可能にする高密度半導体パッケージ基板「FC-BGAサブストレート」でAIを中心としたハイエンド市場に注力するほか、次世代半導体パッケージの事業立ち上げ・スケール化を進める。なお、TOPPANは11日、大矢諭専務執行役員COO(最高執行責任者)が26年4月1日付で社長に昇格する人事を発表している。麿秀晴社長CEO(最高経営責任者)は代表権を持つ会長に就任する。
■芝浦 <6590> 17,910円 (+530円、+3.1%)
芝浦メカトロニクス <6590> [東証P]が3日ぶり大幅反発。同社は11日、次世代半導体パッケージ向けのパネル用ウェットスピン装置を開発したと発表。今後の収益貢献を期待した買いが株価の支えとなったようだ。多様な材料に対して高度な洗浄・エッチング技術が必要となる次世代半導体パッケージの製造工程において、大型パネル向けに展開することを目的として開発した装置で、サーバーや生成AIに使用されるGPU(画像処理半導体)の「2.XD製品」を製造する際、大型の角型ワークに対し高度かつ高性能なウェット処理を実現。開発から研究までカバーする柔軟なユニット構築と、量産展開に対応できる点なども特長とする。
■サンアスタ <4053> 456円 (+12円、+2.7%)
Sun Asterisk <4053> [東証P]が3日ぶり反発。10日取引終了後、株主優待制度を拡充すると発表した。毎年12月末時点で600株以上保有する株主を対象に、現行では保有株数に応じて優待ポイントを5000~8万ポイント贈呈しているが、これに新たに継続保有期間の条件を設ける。1年未満では現行通りのポイント数となるが、1年以上では6000~12万ポイントを付与するという。これが買いの手掛かりとなっていた。
■良品計画 <7453> 3,041円 (+52.5円、+1.8%)
良品計画 <7453> [東証P]が4日続伸。同社は10日、11月度の海外月次売上概況(速報)を公表。中国大陸の直営既存店とオンラインストアをあわせた売上高は前年同月比16.3%増となり、中国政府が日本への強硬な姿勢を強めているなかでも2ケタのプラスを維持したことが好感されたようだ。なお、直営既存店とオンラインストアをあわせた売上高の地域別では、中国大陸を含めた東アジア事業が同17.9%増、東南アジア・オセアニア事業が同12.6%増、欧米事業が同14.7%増となっている。
※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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