<動意株・20日>(大引け)=佐鳥電機、グリー、アサヒ陶など
グリー<3632.T>=急動意。Vチューバーグループ「ホロライブ」を運営するカバー<5253.T>が17日、東京証券取引所からグロース市場への新規上場を承認されたと発表した。これが刺激材料となり、持ち分法適用関連会社のファンドがカバーに出資しているグリーに物色の矛先が向かっているようだ。グループ会社を通じて同じくカバーに出資しているIMAGICA GROUP<6879.T>も高い。
アサヒ衛陶<5341.T>=大幅反発、昨年来高値に急接近。前週末17日の取引終了後、テンフィールズファクトリー(京都府精華町)とEVスタンド機器に関する課金システムの共同開発と拡販で業務提携したと発表しており、好材料視されている。同社は、中国の迅捷能源が製造するEVスタンド機器などの日本市場における独占販売権を有してEVスタンド機器などの販売事業を行っているが、今回の提携により、双方の製品を提供し合うことにより、より市場性が高く、製品精度の高い製品の提供が可能になると判断したという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
セキュア<4264.T>=連続ストップ高で株高に弾み。同社はきょう、自社が提供している監視カメラシステムや入退室管理システムなどのセキュリティーソリューションの累計導入社数が8000社を突破したと発表しており、株価の刺激材料となっているようだ。なお、同社は人工知能(AI)を活用した店舗ソリューションを開発・提供する米スタートアップのAiFi(アイファイ)と無人店舗ソリューションの展開に向けて業務提携したと16日に発表。これが材料視され、前週末17日にはストップ高をつけていた。
東京通信<7359.T>=上値指向鮮明でストップ高。同社はスマホアプリの開発・運用を手掛け、メタバースやGameFi(ゲームファイ)など新分野に注力していることで投資家からの注目度が高い。13日に発表した今23年12月期見通しは引き続き増収基調を継続するとともに、営業利益ベースで黒字転換を予想。これを受け、同社株は上昇を続けている。前週末17日には銀座の街をバーチャル化した「AMIZA CITY GINZA」のα版が完成したと発表しており、きょうはこれを材料視した買いも入っているようだ。
ランサーズ<4484.T>=物色人気に大幅3日続伸。この日の寄り前、子会社MENTAが運営する、さまざまなプロに直接相談できるメンターマッチングサービス「MENTA」が、「ChatGPT」との連携を開始したと発表しており、好材料視されている。「ChatGPT」で利用されている言語モデル「GPT-3」を活用し、メンター(教える側)が出品時にプラン内容を作成する際、アシストする機能を新たにリリースした。同機能のリリースによって、メンターがプランを作成する際にスキルや経歴、相談を受けられることを箇条書きで書くだけでプラン内容を提案できるようになるという。また、ランサーズが運営する「Lancers」でも、個人のスキルを商品化できる「パッケージ方式」で「ChatGPT」を活用したスキルの出品を開始したとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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