盟和産、前期経常を一転68％減益に下方修正

　盟和産業 <7284> が5月11日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の3億7000万円→1億0900万円(前の期は3億3700万円)に70.5％下方修正し、一転して67.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億8500万円→2400万円(前年同期は2億7300万円)に91.6％減額し、一転して91.2％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、国内では消費増税に加えて自然災害や一部車種の生産延期、新型コロナウィルス感染症の影響等があり、海外では中国や米国で自動車需要が減少し連結・個別とも予想を下回る見込となりました。　営業利益・経常利益は、売上高の減少に対して、生産工程の効率化や原材料費の合理化など原価低減・固定費圧縮に取り組みましたが減収影響をカバーするには至らず、連結・個別とも予想を下回る見込となりました。　親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、投資有価証券売却益の計上により個別では予想を上回るものの、繰延税金資産の取崩による法人税等調整額の計上等により連結では予想を下回る見込であります。繰延税金資産の取崩しについて　事業環境や業績動向等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について検討した結果、繰延税金資産を一部取崩し、法人税等調整額を当社（個別）で152百万円、連結子会社Meiwa Industry North America, Inc.で103百万円、連結で254百万円計上する見込であります。（注）上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいており、実際の業績は、様々な要因により記載の予想数値とは異なる可能性があります。