手掛かり材料に乏しいことから、日経平均は前日終値水準でスタート。本日の海外市場も、香港、オセアニア、英国、欧州市場がクリスマス休暇及びボクシングデーの祝日で休場となっていることから、積極的な売買は手控えられた。後場に33200円台を割り込む場面も見られたが、参加者が少ないこともあり下げ幅拡大は回避。
大引けにまとまったバスケット買いが入ったとの観測もあり、プラス圏と取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比51.82円高(+0.16%)の33305.85円となった。東証プライム市場の売買高は10億4887万株、売買代金は2兆5632億円だった。セクターでは、昨日急落した海運業が反発したほか、パルプ・紙、鉱業、その他製品、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、空運業、ゴム製品、陸運業、繊維製品、小売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は55%、対して値下がり銘柄は40%となっている。
日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など半導体関連が買われたほか、アーク・インベストメントのキャシー・ウッド氏が1年ぶりに購入したと伝わったことから、ラインヤフー<4689>が後場上昇した。その他の銘柄では、米ファンドのバリューアクトが5%
超保有したことが明らかとなったことから日本光電<6849>が急騰、ほぼ高値引けとなった。
一方、前日買われていた高島屋<8233>、Jフロント<3086>、三越伊勢丹HD<3099>など百貨店株が後場下げ幅を拡大したほか、昨日買われたネクソン<3659>は利益確定売りに押された。また、マツダ<7261>、日産自<7201>、三菱自動車<7211>など自動車関連も売られた。その他の銘柄では、インバウンド需要が好調で業績を材料に買われていた藤田観光<9722>が売り優勢となった。
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