カルソカンセがＳ高カイ気配、ＣＫホールディングスがＴＯＢを正式に発表◇

　カルソニックカンセイ<7248.T>がストップ高水準である１７５０円でカイ気配となっている。２２日の取引終了後、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ（ＫＫＲ）傘下のＣＫホールディングス（東京都千代田区）が同社株に対するＴＯＢを正式発表しており、ＴＯＢ価格１８６０円（特別配当が行われる場合、その額を控除した額）にサヤ寄せする格好となっている。

　買付予定株数は２億６７８８万２２７７株（１億７８５８万８１８５株を下限、上限は設定なし）で、買付期間は来年２月下旬から２０日に設定する予定。応募が下限に満たない場合は、その全部を買い付けないという。なお、これを受けて、東京証券取引所は同社株を２２日から監理銘柄（確認中）に指定している。

　同時に、このＴＯＢに対し、保有する全株式（１億１１１６万３９９０株、発行済み株数の４０．６８％）を応募すると発表した日産自動車<7201.T>も反発している。ＴＯＢが成立した場合、投資有価証券売却益１１４０億円を特別利益に計上する予定としている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）