*12:33JST 後場に注目すべき3つのポイント~円高進行が嫌気されて一時38000円台を割り込む
29日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反落、円高進行が嫌気されて一時38000円台を割り込む
・ドル・円は大幅安、一時150円割れ
・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は反落、円高進行が嫌気されて一時38000円台を割り込む
日経平均は反落。前日比156.05円安(-0.41%)の38193.01円(出来高概算7億5000万株)で前場の取引を終えている。
昨晩の米国市場は感謝祭の祝日のため休場。為替市場は、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。ドル・円は上げ渋り。一時151円77銭まで買われた後、151円41銭まで下落し、151円50銭で取引終了。
米国市場は休場だったものの、為替が1ドル150円台と円高ドル安進行を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。朝方に発表された東京都区部消費者物価指数が市場予想を上振れたことで日本銀行による利上げ観測が強まり、1カ月ぶりに1ドル149円台に突入する場面が見られた。日経平均は前日比マイナスでスタートした後は、為替の一段の円高推移を材料に一時38000円を割り込む場面も見られた。
日経平均採用銘柄では、EMC不正が一部で報じられたことからファナック<6954>が下落したほか、円高推移を受けて、日産自<7201>、いすゞ自<7202>、トヨタ自<7203>、三菱自<7211>など自動車関連が売られた。このほか、SUMCO<3436>、ディスコ<6146>、キッコーマン<2801>、オークマ<6103>、住友ファーマ<4506>、レゾナック<4004>などが下落した。
一方、円高加速を受けて、ニトリHD<9843>、サッポロHD<2501>、東邦ガス<9533>、大阪ガス<9532>など円高メリット銘柄が上昇したほか、日銀による利上げ観測が強まったことから、千葉銀行<8331>、しずおかFG<5831>、第一生命HD<8750>、SOMPOホールディングス<8630>、りそなHD<8308>、コンコルディア<7186>、みずほ<8411>など金融株の上げが目立った。このほか、古河電工<5801>、鹿島建設<1812>、AGC<5201>などが買われた。
業種別では、輸送用機器、機械、精密機器、卸売、石油・石炭などが下落した一方、電気・ガス、繊維、空運、銀行、保険などが上昇した。
前場のプライム市場の売買代金は1.6兆円ほどに留まっており、感謝祭真っ只中で市場参加者は少ない。後場の東京市場も引き続き薄商いのなか、為替の円高推移を睨んだ展開となりそうだ。日経平均は昨日安値37801.62円を割り込むと下げ幅をやや広げる可能性もあろう。38200円水準の75日移動平均線を維持して取引を終えられるか注目したい。
■ドル・円は大幅安、一時150円割れ
29日午前の東京市場でドル・円は大幅安となり、1カ月超ぶりに150円を一時割り込んだ。早朝に発表された東京都区部のインフレ指標が予想外に強く、日銀の12月利上げを見込んだ円買いが先行。ドルは151円53銭から149円85銭まで値を切り下げた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円85銭から151円53銭、ユーロ・円は158円23銭から159円95銭、ユーロ・ドルは1.0551ドルから1.0574ドル。
■後場のチェック銘柄
・セーラー広告<2156>、テクノマセマティカル<3787>など、6銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・11月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.2%(予想:+2.0%、10月:+1.8%)
・日・10月有効求人倍率:1.25倍(予想:1.24倍、9月:1.24倍)
・日・10月失業率:2.5%(予想:2.5%、9月:2.4%)
・日・10月鉱工業生産速報値:前月比+3.0%(予想:+4.0%、9月:+1.6%)
【要人発言】
・ビルロワドガロー仏中央銀行総裁
「欧州中央銀行(ECB)は経済成長を促す水準まで金利を引き下げる必要がある」
<国内>
・石破首相所信表明演説
<海外>
・米株式市場は短縮取引
<CS>
・日経平均は反落、円高進行が嫌気されて一時38000円台を割り込む
・ドル・円は大幅安、一時150円割れ
・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は反落、円高進行が嫌気されて一時38000円台を割り込む
日経平均は反落。前日比156.05円安(-0.41%)の38193.01円(出来高概算7億5000万株)で前場の取引を終えている。
昨晩の米国市場は感謝祭の祝日のため休場。為替市場は、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。ドル・円は上げ渋り。一時151円77銭まで買われた後、151円41銭まで下落し、151円50銭で取引終了。
米国市場は休場だったものの、為替が1ドル150円台と円高ドル安進行を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。朝方に発表された東京都区部消費者物価指数が市場予想を上振れたことで日本銀行による利上げ観測が強まり、1カ月ぶりに1ドル149円台に突入する場面が見られた。日経平均は前日比マイナスでスタートした後は、為替の一段の円高推移を材料に一時38000円を割り込む場面も見られた。
日経平均採用銘柄では、EMC不正が一部で報じられたことからファナック<6954>が下落したほか、円高推移を受けて、日産自<7201>、いすゞ自<7202>、トヨタ自<7203>、三菱自<7211>など自動車関連が売られた。このほか、SUMCO<3436>、ディスコ<6146>、キッコーマン<2801>、オークマ<6103>、住友ファーマ<4506>、レゾナック<4004>などが下落した。
一方、円高加速を受けて、ニトリHD<9843>、サッポロHD<2501>、東邦ガス<9533>、大阪ガス<9532>など円高メリット銘柄が上昇したほか、日銀による利上げ観測が強まったことから、千葉銀行<8331>、しずおかFG<5831>、第一生命HD<8750>、SOMPOホールディングス<8630>、りそなHD<8308>、コンコルディア<7186>、みずほ<8411>など金融株の上げが目立った。このほか、古河電工<5801>、鹿島建設<1812>、AGC<5201>などが買われた。
業種別では、輸送用機器、機械、精密機器、卸売、石油・石炭などが下落した一方、電気・ガス、繊維、空運、銀行、保険などが上昇した。
前場のプライム市場の売買代金は1.6兆円ほどに留まっており、感謝祭真っ只中で市場参加者は少ない。後場の東京市場も引き続き薄商いのなか、為替の円高推移を睨んだ展開となりそうだ。日経平均は昨日安値37801.62円を割り込むと下げ幅をやや広げる可能性もあろう。38200円水準の75日移動平均線を維持して取引を終えられるか注目したい。
■ドル・円は大幅安、一時150円割れ
29日午前の東京市場でドル・円は大幅安となり、1カ月超ぶりに150円を一時割り込んだ。早朝に発表された東京都区部のインフレ指標が予想外に強く、日銀の12月利上げを見込んだ円買いが先行。ドルは151円53銭から149円85銭まで値を切り下げた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円85銭から151円53銭、ユーロ・円は158円23銭から159円95銭、ユーロ・ドルは1.0551ドルから1.0574ドル。
■後場のチェック銘柄
・セーラー広告<2156>、テクノマセマティカル<3787>など、6銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・11月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.2%(予想:+2.0%、10月:+1.8%)
・日・10月有効求人倍率:1.25倍(予想:1.24倍、9月:1.24倍)
・日・10月失業率:2.5%(予想:2.5%、9月:2.4%)
・日・10月鉱工業生産速報値:前月比+3.0%(予想:+4.0%、9月:+1.6%)
【要人発言】
・ビルロワドガロー仏中央銀行総裁
「欧州中央銀行(ECB)は経済成長を促す水準まで金利を引き下げる必要がある」
<国内>
・石破首相所信表明演説
<海外>
・米株式市場は短縮取引
<CS>
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