■ジェイテック <2479> 309円 (+80円、+34.9%) ストップ高
ジェイテック <2479> [東証G]がストップ高。自動車や半導体分野などを中心に技術者派遣事業を手掛けるが、5G、次世代自動車、ロボット、AI関連といった最新技術分野での旺盛な開発需要を取り込み業績拡大が急となっている。31日取引終了後、23年3月期業績予想の修正を発表。経常利益は従来予想の1億5500万円から2億1500万円(前期比84%増)に増額した。06年3月期以来17期ぶりの過去最高更新となる。 技術者派遣の稼働率が高水準に推移するなか、高付加価値業務への配属などで平均単価も上昇し収益を押し上げている。これを材料視する形で買いが集まった。
■ワオワールド <5128> 1,390円 (+300円、+27.5%) ストップ高
WOW WORLD GROUP <5128> [東証P]がストップ高。31日の取引終了後、同社株に対し日本成長投資アライアンス(JGIA、東京都港区)がファンドを通じて完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格は1株1502円。株価はTOB価格にサヤ寄せする動きとなった。JGIAはワオワールドの非公開化が同社の企業価値向上につながると判断した。買い付け予定数は496万7752株(下限331万1800株、上限設定なし)。買付け期間は2月1日から3月15日。TOB成立後にワオワールド株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は1月31日付で監理銘柄(確認中)に指定している。
■グリムス <3150> 2,513円 (+500円、+24.8%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。グリムス <3150> [東証P]がストップ高 。同社は中小企業を主要顧客に電力料金の低減など電力コンサルティング事業を手掛ける。昨今の電力コスト高騰を背景に、顧客に調達改善を提案する同社のビジネスに追い風が強まっている。31日取引終了後に発表した23年3月期第3四半期(22年4-12月)決算は営業利益が前年同期比15%増の28億2500万円と2ケタ伸長を達成し、通期計画の27億円を超過した。これを手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金が流入した。
■インテM <7072> 1,530円 (+300円、+24.4%) ストップ高
インティメート・マージャー <7072> [東証G]がストップ高。1日昼ごろ、海外の広告配信事業に参入したと発表しており、これが買い材料視された。主力のAd Tech領域事業の海外展開を目指す。参入に向けて、「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」と「CPRA(カリフォルニア州プライバシー権法)」に対応したプライバシーポリシーを制定した。今後、順次各国の法制度への対応を進め、事業展開が可能なエリアを増やしていく。
■丸文 <7537> 1,247円 (+230円、+22.6%)
東証プライムの上昇率3位。丸文 <7537> [東証P]が急反騰。 半導体や電子部品のほか、レーザーなどシステム機器も扱うエレクトロニクス商社だが、足もとの業績は絶好調に推移している。31日取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表、経常利益は従来予想の50億円から70億円(前期比71%増)に大幅増額修正した。22期ぶりの過去最高利益更新となる。更に好業績を背景に株主還元も強化し、今期配当は従来計画の45円から22円上乗せし67円とする。これがポジティブサプライズとなり投資資金が集中した。
■フェイスNW <3489> 1,681円 (+300円、+21.7%) ストップ高
フェイスネットワーク <3489> [東証P]がストップ高。1月31日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが材料視された。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。あわせて、23年3月期の単独業績予想について、営業利益を20億円から25億円(前期比42.1%増)へ、純利益を11億5000万円から15億円(同45.1%増)へ上方修正し、42円としていた期末一括配当予想を84円(前期37円)に引き上げるとしたことも好感された。売上高は従来見通しの210億円(前期比23.4%増)に据え置いたものの、主力の不動産投資支援事業において、デザイン性と居住性を両立させる設計技術と、それを高度な施工能力によって具現化する開発物件が評価され販売は堅調に推移した。また、資材価格の高騰などによる原価上昇を一定の範囲でコントロールできたことも寄与するとしている。なお、22年9月末時点の株主への提供を持って株主優勢制度を廃止すると発表した。配当による直接的な利益還元への集約が適切であると判断したという。
■FPG <7148> 1,228円 (+170円、+16.1%)
東証プライムの上昇率7位。FPG <7148> [東証P]が続急騰。31日の取引終了後、23年9月期第1四半期(22年10-12月)の連結決算を発表した。最終利益は前年同期比81.0%増の45億6000万円と大幅な増益となった。中間期の計画に対する最終利益の進捗率は約94%に上るなど、好決算を評価した買いが集まったようだ。売上高は同11.1%増の174億1600万円だった。リースファンド事業は、10-12月期としては過去最高の出資金販売額を達成したことなどを背景に、大幅な増収増益となった。
■Genky <9267> 4,310円 (+580円、+15.6%)
東証プライムの上昇率9位。Genky DrugStores <9267> [東証P]が4日続急騰。同社は1月31日大引け後に決算を発表、23年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比13.9%増の35.6億円に伸び、従来の1.6%減益予想から一転して増益で着地となったことで好感されたようだ。
■Gセキュリ <4417> 5,340円 (+705円、+15.2%) ストップ高
グローバルセキュリティエキスパート <4417> [東証G]がストップ高。31日の取引終了後、未定としていた期末配当予想を13円とすると発表した。22年11月1日付の1対2の株式分割を考慮すると、前期末に比べ実質5円50銭の増配の計画となる。あわせて発表した23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の単体決算は、最終利益が前年同期比78.3%増の3億7300万円と大幅な増益となったことも相まって、これらを好感した買いが集まったようだ。最終利益の通期計画に対する進捗率は約82%に上った。4-12月期の売上高は同29.1%増の40億2300万円だった。企業へのサイバー攻撃が相次ぐなか、セキュリティーソリューションサービスが伸長したという。
■住友理工 <5191> 706円 (+69円、+10.8%)
東証プライムの上昇率10位。住友理工 <5191> [東証P]が続急騰。1日、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終損益の見通しを10億円の黒字から12億円の黒字(前期は63億5700万円の赤字)に引き上げたことなどを好感した買いが入ったようだ。売上高の見通しは据え置いた。原材料価格高騰分の一部売価反映や、経費支出の抑制などが利益を押し上げる要因となった。4-12月期の売上高は前年同期比22.9%増の3951億600万円、最終損益は25億2900万円の赤字(前年同期は46億4400万円の赤字)だった。
■アルプス物流 <9055> 1,325円 (+126円、+10.5%)
アルプス物流 <9055> [東証P]が3日続急騰し、昨年来高値を更新した。31日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しは従来の42億円から49億円(前期比36.2%増)に引き上げた。期末配当予想はこれまでの23円から5円増額。前期末比11円増配の28円とした。これらを好感した買いが入ったようだ。売上高の見通しは1210億円から1215億円(同6.8%増)に見直した。電子部品物流事業での国際貨物の荷動きが底堅く推移したことなどを業績予想に反映させた。4-12月期の連結決算は、売上高が前年同期比9.2%増の932億3500万円、最終利益が同59.4%増の42億4000万円だった。
■ベネ・ワン <2412> 2,309円 (+182円、+8.6%)
ベネフィット・ワン <2412> [東証P]が3日続急伸。同社は1月31日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.5%減の78.8億円に減り、通期計画の107億円に対する進捗率は73.0%となり、5年平均の71.1%とほぼ同水準だった。ただ、同時に福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」のリニューアルに合わせて、株主優待をサービス内容がより優遇された「株主様コースB」へ一本化することを発表しており、好感されたようだ。
■エンプラス <6961> 4,045円 (+305円、+8.2%)
エンプラス <6961> [東証P]が続急伸、中期波動の分水嶺である75日移動平均線を一気に上回ってきた。微細加工技術を得意とする精密樹脂加工メーカーで、半導体向けで需要獲得が進み、足もとの業績は急拡大局面にある。31日取引終了後に発表した23年3月期第3四半期(22年4-12月)の売上高は前年同期比35%増の322億7000万円、営業利益は同3.2倍の70億6400万円と変貌をみせた。半導体テスト用ソケットがサーバー向けで高水準の伸びを確保、自動車向けも好調で売り上げを伸ばした。また、同社は売上高の8割を海外で占めており、円安効果も発現している。株価は足もと急騰しているが、依然としてPER8倍前後と割安感が強く、一段の水準訂正余地を見込んだ買いを誘導したようだ。
■ドウシシャ <7483> 1,834円 (+136円、+8.0%)
ドウシシャ <7483> [東証P]が4日続急伸。同社は1月31日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.5%増の74億円に伸びたことで好感されたようだ。通期計画の84億円に対する進捗率は88.2%となり、5年平均の90.1%とほぼ同水準だった。
■東テク <9960> 3,920円 (+285円、+7.8%)
東テク <9960> [東証P]が3日続急伸。同社は1月31日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比24.2%増の49.1億円に伸び、通期計画の75億円に対する進捗率も5年平均の60.1%を上回る65.5%に達したことで好感されたようだ。
■ワコム <6727> 686円 (+49円、+7.7%)
ワコム <6727> [東証P]が急反発。同社は1月31日大引け後、100億円を上限として自己株式の追加的な取得を実施する方針を策定したと発表。これが好感されたようだ。同時に、発行済み株式数の3.98%にあたる654万6400株の自社株の消却も発表している。消却予定日は2月14日となる。
■エフピコ <7947> 3,785円 (+270円、+7.7%)
エフピコ <7947> [東証P]が続急伸。同社は1月31日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.4%増の147億円となり、通期計画の170億円に対する進捗率は86.5%に達し、5年平均の83.8%も上回ったことで好感されたようだ。
■JBCCHD <9889> 1,996円 (+125円、+6.7%)
JBCCホールディングス <9889> [東証P]が3日続急伸。同社は1月31日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比21.9%増の30.7億円に伸び、通期計画の37億円に対する進捗率は83.2%に達し、5年平均の80.4%も上回ったことで好感されたようだ。
■PALTAC <8283> 4,980円 (+290円、+6.2%)
PALTAC <8283> [東証P]が3日続急伸。同社は1月31日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.1%減の214億円に減ったが、直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比4.3%増の79.4億円に伸びており、好感されたようだ。通期計画の274億円に対する進捗率は78.1%となり、5年平均の79.2%とほぼ同水準だった。
■マックス <6454> 2,140円 (+115円、+5.7%)
マックス <6454> [東証P]が続急伸し、昨年来高値を更新した。同社は1月31日取引終了後に、23年3月期通期の営業利益予想を従来の90億円から98億円(前期比30.7%増)に上方修正。また、期末一括配当を従来計画比10円増額の74円(前期は64円)にすると発表したことが好感されたようだ。通期の売上高予想は従来通り854億円(同15.5%増)で据え置いたが、荷発費の上昇が落ち着いていることが利益に寄与するとしている。
※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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