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7047東証グロース

株価(12/02 13:02)

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ポートのニュース一覧

前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2023/06/20 05:30

ピアズ <7066>  2,331円 (+400円、+20.7%) ストップ高

 ピアズ <7066> [東証G]がストップ高。前週末16日の取引終了後、子会社のQualiagramが、凸版印刷 <7911> [東証P]が提供する音声翻訳ソリューションサービス「VoiceBiz」に、オンライン接客システムの機能を提供することとなったと発表し、これを手掛かり視した買いが入ったようだ。凸版のVoiceBizは訪日外国人や在留外国人の支援を目的に、自治体や教育機関、商業施設などに導入されている。問い合わせ内容が多様化、複雑化するなか、今回の機能提供により、テレビ電話通訳を通じた円滑なコミュニケーションが期待できるようになる。利用ニーズの高い8言語に対応する通訳オペレーターを用意し、英語・中国語・韓国語は24時間365日、タイ語・ベトナム語・ポルトガル語・スペイン語・ロシア語は平日午前9時から午後6時まで対応できるようにする。

ポート <7047>  2,339円 (+400円、+20.6%) ストップ高

 ポート <7047> [東証G]がストップ高。4月14日の高値2063円を上抜け、約2ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。前週末16日の取引終了後に24年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を138億円から153億円(前期比34.6%増)へ、純利益を12億円から13億7000万円(同27.6%増)へ引き上げており、これを好感した買いが集まった。エネルギー事業者向け業務支援サービスを手掛けるFive Line、電力・ガス事業者向け成約支援サービスを運営するINEの子会社化が業績を押し上げる。なお今回の業績修正には、今月13日に開示した第2四半期以降の成約単価改善見込みに関する影響は織り込まれていない。

■燦キャピタル <2134>  38円 (+6円、+18.8%)

 燦キャピタルマネージメント <2134> [東証S]が急反騰。同社は16日取引終了後、高山エンジニアリング(東京都町田市)の発行済み株式4000株のうち2040株(51%)を取得し、子会社化すると発表。これが材料視されたようだ。高山エンジニアリングは、太陽光発電などのクリーンエネルギーに関する施設、設備、機器の工事、取り付けなどを手掛けている企業。同社はこれまでクリーンエネルギー分野に注力して投資活動を行っており、クリーンエネルギーの設備工事分野への進出をうかがっていたという。なお、株式譲渡実行日は6月30日を予定している。

エーアイ <4388>  1,037円 (+150円、+16.9%) ストップ高

 エーアイ <4388> [東証G]がストップ高。同社は音声合成エンジンを開発・販売しており、足もとの業績は低調ながらも対話型AI関連の一角としてマーケットの注目を集めている。そうしたなか、前週末16日取引終了後に「ChatGPT(チャットGPT)」を活用した法人向けAIチャットサービス「AIPal Chat」を7月3日から提供開始することを発表、これが投資資金の流入を加速させる材料となった。

Arent <5254>  7,070円 (+1,000円、+16.5%) ストップ高

 Arent <5254> [東証G]がストップ高。同社はデジタルシフトの遅れる建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティングで強みを発揮する。業績は絶好調で23年6月期営業利益は前期比2.8倍の6億7400万円予想と急拡大を見込む。更に、建設業界に特化したDXコンサルからシステム開発までワンストップで行う「プロダクト共創開発」が24年6月期も高水準の伸びを続け、営業利益は一気に10億円台に達する可能性が指摘されている。今年3月に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄の一角だが、セカンダリーで波状的な機関投資家と見られる買いが観測され、途中踊り場を形成しながらも、そこを仕込み場に再び青空圏に突入する展開がこれまで繰り返されている。

エニーカラー <5032>  7,600円 (+1,000円、+15.2%) ストップ高

 東証プライムの上昇率2位。ANYCOLOR <5032> [東証P]がストップ高。1000円高はストップ高となる7600円まで上昇し、年初来高値を更新した。同社はVチューバーグループ「にじさんじ」を運営する業界大手で、同業のカバー <5253> [東証G]とともに個人投資家からの高い人気を誇る。業績は増収増益トレンドをまい進しており、前期に続き今24年4月期も過去最高業績を更新する見込み。株価は14日の決算発表を受け、利益確定売りに押される展開が続いていた。ただ、前週末16日に開示された決算説明会の内容を手掛かりに業績再評価の動きが強まったようで、週明け19日は物色人気となった。

■アルファ <3434>  1,320円 (+143円、+12.2%)

 アルファCo <3434> [東証S]が続急騰。同社は19日午後0時30分ごろ、27年3月期を最終年度とする4年間の中期経営計画を策定したと発表。連結営業利益目標を55億円(23年3月期実績は6億100万円)としていることが買い手掛かりとなったようだ。最終年度の連結売上高目標は850億円(同628億8200万円)に設定。基本方針として「成長」(新事業・新商品開発)、「安定」(収益基盤の強化)、「持続」(サステナビリティ経営の推進)を掲げている。

細火工 <4274>  1,670円 (+169円、+11.3%)

 細谷火工 <4274> [東証S]が3日続急騰。19日付の日本経済新聞朝刊で「政府は防衛装備を製造・輸出する大手企業に部品を供給する中小メーカーに補助金を出す調整に入った」と報じられており、防衛関連の一角である同社に思惑的な買いが入った。記事によると、三菱重工業 <7011> [東証P]や川崎重工業 <7012> [東証P]など防衛省から完成品を受注する「プライム企業」のほか、部品をつくる中堅・中小に助成するという。これを受けて豊和工業 <6203> [東証P]、石川製作所 <6208> [東証S]、日本アビオニクス <6946> [東証S]など幅広い関連銘柄に買いが入った。

カナミックN <3939>  488円 (+44円、+9.9%)

 東証プライムの上昇率4位。カナミックネットワーク <3939> [東証P]が続急伸。医療や介護サービス事業者に特化したクラウドサービスを展開しており、健康寿命延伸サービスに経営の重心を置いている。超高齢化が進むなか、介護問題は「老老介護」などの現状が今後更に深刻化する可能性が高く、国策としての支援が急がれる分野だ。人的パワーの不足が明らかで、その分クラウドを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)が重視され、同社のビジネスチャンスが高まる。また、健康寿命延伸をテーマにジム運営にも経営的に資源を投下しており、来期以降中期的な収益貢献が期待できる。

コーセル <6905>  1,364円 (+117円、+9.4%)

 東証プライムの上昇率5位。コーセル <6905> [東証P]が3日続急伸。19日午前11時ごろに発表した23年5月期連結決算が、売上高352億6600万円(前の期比25.6%増)、営業利益49億2600万円(同75.2%増)と従来予想の売上高337億3000万円、営業利益40億3000万円を上回って着地したことに加えて、24年5月期連結業績予想で、売上高380億円(前期比7.7%増)、営業利益53億9200万円(同9.4%増)と連続増益を見込み、年間配当予想で前期比6円増の38円を予定していることが好感された。スイッチング電源市場は、半導体製造装置関連の需要が調整局面に入ったものの、AIやIoT、5G分野の広がりやカーボンニュートラル対応によって需要拡大を見込むほか、FA関連や医療関連についても堅調に推移する見通しで、生産能力アップによって業績拡大を狙うとしている。

ジーテクト <5970>  1,616円 (+136円、+9.2%)

 東証プライムの上昇率7位。ジーテクト <5970> [東証P]が7日続急伸。前週末16日取引終了後、事業戦略で重要となる経営指標の目標と株主還元方針を発表。26年3月期の売上高を3500億円(23年3月期は3143億1200万円)、営業利益を180億円(同128億3600万円)に伸ばす目標を掲げた。PBR(株価純資産倍率)1倍以上の実現に向けた取り組みを進めていくとし、評価されたようだ。31年3月期の経営指標の目標値も示し、売上高は4000億円、営業利益は280億円に伸ばす方針。株主還元を巡っては、DOE(株主資本配当率)を26年3月期に2.0%、31年3月期に3.0%(同1.6%)に高めていく。

スクエニHD <9684>  7,459円 (+535円、+7.7%)

 スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> [東証P]が3日続急伸。人気ゲームの最新作となる「FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16、FF16)」が22日、プレイステーション5(PS5)に向けに発売される。大型タイトルとあって株式市場の注目度は高く、ヒットによる業績へのポジティブな効果を期待した買いが集まったようだ。同社は発売にあたり、FF16の重要なテーマである「召喚獣合戦」を書き起こした絵画を使用した広告ジャックを、19日から東京・渋谷と大阪・梅田のデジタルサイネージを皮切りに実施する予定。また、東京・新宿のアルタ前広場のクロス新宿ビジョンには「召喚獣合戦3D」広告が公開されるという。

ジャムコ <7408>  1,460円 (+94円、+6.9%)

 ジャムコ <7408> [東証P]が3日ぶり急反発。19日付の日本経済新聞朝刊で、「米ボーイングと欧州エアバスは18日までに、今後20年間の航空機長期需要予測を発表した。両社ともに2022年時点の長期需要予測から上方修正した」と報じられており、ボーイング 向けをはじめ航空機向けラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)を手掛ける同社に思惑的な買いが向かったようだ。記事によると、アジア需要が牽引するほか、燃費の良い最新世代の機体に置き換わる需要も寄与するという。同社の事業環境にもプラスに働くことが予想されている。

ロボペイ <4374>  1,749円 (+108円、+6.6%)

 ROBOT PAYMENT <4374> [東証G]が3日続急伸。ネット決済代行ビジネスを展開するが、主力の自動決済システムが好調でトップラインを押し上げている。前週末16日取引終了後に発表した5月度の月次売上高は前年同月比29.3%増の1億8000万円と大幅増収基調が続いており、これを好感する買いを呼び込む格好となった。今期は年初から好調な売上高を確保しているが、月次では現時点で5月の伸び率が今年最高となっている。

平田機工 <6258>  8,820円 (+540円、+6.5%)

 平田機工 <6258> [東証P]が急反発。2021年1月高値の8850円を上抜け、およそ5年ぶりの高値圏に浮上した。同社は生産設備システムの製造販売を手掛け、なかでも世界的に普及拡大が進む電気自動車(EV)向けで旺盛な需要を捉えている。前23年3月期業績は営業5割増益と急拡大。今期は成長投資の積極化で小幅減益を見込むが、売上高の伸びは維持する見通しだ。今月5日にはEV関連設備の大型案件を受注したことを明らかにしている。足もとで同社株は上昇基調を強めており、19日は国内証券による目標株価引き上げを手掛かりに上げ足を一段と加速させた。

中国電 <9504>  968円 (+47.4円、+5.2%)

 中国電力 <9504> [東証P]が5日ぶり急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が前週末16日、中国電のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」に引き上げた。目標株価は710円から2120円に大幅に増額修正した。電気料金の値上げ効果など中期的なファンダメンタルズ改善の見通しに関する株価への織り込みが十分ではないと判断。島根原発2号機の再稼働による25年3月期業績への増益寄与も見込んだ。同証券は、中国電の25年3月期の営業利益の予想について、420億円から1270億円に見直している。

扶桑化学 <4368>  4,210円 (+115円、+2.8%)

 扶桑化学工業 <4368> [東証P]が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が16日付で、投資判断「バイ」を継続し、目標株価を4700円から5500円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、半導体市場の調整で超高純度コロイダルシリカの需要が冴えないが、半導体の市場成長に加えて、半導体構造の微細化・複雑化などによる中長期的な成長シナリオに変化はないと評価。24年3月期業績はウエハー研磨材料、CMPスラリー原料の需要調整、償却費増加などから冴えないが、25年3月期は半導体市場の回復などによる増収効果で償却増を吸収し増収増益に転じるとみている。株価は今後、半導体市場の回復、その後の成長などを織り込み中長期的に上昇するとみており、生成AI普及に伴うデータセンター投資拡大、GPUなどの需要増加などが好材料と捉えられるとしている。

ユニバーサル <6425>  2,474円 (+45円、+1.9%)

 ユニバーサルエンターテインメント <6425> [東証S]が3日ぶり反発。19日午前10時ごろパチスロ新機種「ファミスタ回胴版!!」とパチンコ新機種「Pハイスクール・フリート・オールスター」を9月に発売すると発表しており、新機種の業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。

ニデック <6594>  8,016円 (+130円、+1.7%)

 ニデック <6594> [東証P]が7日続伸。19日の寄り前、米子会社のニデックモータがブラジルの航空機メーカであるエンブラエル と航空産業向けの電機駆動システムに関する合弁会社設立に向けた契約を締結したと発表しており、好材料視された。設立する新会社ニデックエアロスペースはニデックモータ51%、エンブラエル49%の出資で米ミズーリ州セントルイスに設立の予定。両社の有する技術を結集し、次世代の航空移動手段(空飛ぶクルマ)の可能性を広げることを目指すとしている。なお、同件による24年3月期業績業績への影響は軽微としている。

愛三工 <7283>  1,147円 (+13円、+1.2%)

 愛三工業 <7283> [東証P]が7日続伸。2018年5月以来、およそ5年1ヵ月ぶりの高値圏で推移した。同社はトヨタ自動車 <7203> [東証P]を主要取引先とする自動車部品メーカーで、トヨタ向けの生産回復が見込まれるなか、PBR(株価純資産倍率)が0.68倍と1倍を下回っており、低PBR銘柄に注目する投資家の資金流入が続く。加えて、前週末16日の取引終了後には、燃料電池部品の取引先であるマグネクス(東京都立川市)の株式取得と子会社化を発表。愛三工のクリーンエネルギー関連事業の更なる成長への思惑を広げる格好となったようだ。マグネクスは表面処理、熱流体システムや水電解システムなどで高い技術・ノウハウを保有する。同社の子会社化により、愛三工はクリーンエネルギー関連事業の成長に向け、必要な技術の蓄積につなげる方針だ。

※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探

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