日経平均は続伸、植田日銀総裁の発言で安心感が先行(訂正)
米国株が反落したものの、東京市場は様子見ムードが強くこじっかりのスタートとなった。植田日銀総裁は、閉会中審査にて「引き続き金融市場は不安定な状況にある」「当面はその動向を極めて高い緊張感をもって注視していく」と述べたほか、
「経済・物価の見通しが我々の思っている姿通りに実現する確度が高まると確認できれば、今後、金融緩和の度合いを調整していくという基本的な姿勢に変わりない」と説明した。市場に一定の配慮をしつつも、7月31日の記者会見での発言と大筋変わらなかったことから、為替は一時1ドル145円20銭台まで円高ドル安が進行。円高進行を受けて、日経平均は前日比マイナス圏に振れる場面も見られたが、午後、植田日銀総裁が「内田日銀副総裁と違いはない」と説明したことで、安心感が先行し為替の円高進行は一服。日経平均は切り返して取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比153.26円高(+0.40%)の38364.27円となった。東証プライム市場の売買高は13億1720万株。売買代金は3兆4008億円。業種別では、その他金融業、精密機器、建設業、証券・商品先物取引業、機械などが上昇した一方、卸売業、海運業、電気機器、情報・通信業の4セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は57.6%、対して値下がり銘柄は38.9%となっている。
日経平均採用銘柄では、ソフトバンク<9434>が1000億円規模の出資を行うと報じられたことでシャープ<6753>が大幅高となったほか、証券会社のレポートを材料に大成建設<1801>、大林組<1802>が買われた。このほか、住友ファーマ<4506>、IHI<7013>、日立造船<7004>、オリックス<8591>、明治HD<2269>、コニカミノルタ<4902>、コムシスHD<1721>が買われた。
一方、フィラデルフィア半導体株価指数(SOX指数)が前日比3%超下落したことから、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、東京エレクトロン<8035>など半導体株が総じて売られた。このほか、三菱商事<8058>、日立<6501>、古河電工<5801>、フジクラ<5803>
が下落した。
<FA>
この銘柄の最新ニュース
IHIのニュース一覧- 三菱重、日製鋼など防衛関連株に動意相次ぐ、トランプ効果と地政学リスクの高まりが株価刺激◇ 今日 09:45
- [PTS]デイタイムセッション終了 15時30分以降の上昇1002銘柄・下落1224銘柄(東証終値比) 2024/11/19
- 後場の日経平均は246円高でスタート、みずほや第一三共などが上昇 2024/11/19
- 前日に動いた銘柄 part2 アップル、フェイス、リベルタなど 2024/11/19
- 【↓】日経平均 大引け| 急反落、米株安でリスク回避の売り優勢 (11月18日) 2024/11/18
#日銀 #日経平均株価の見通し材料 の最新ニュース
マーケットニュース
- 10時の日経平均は2円安の3万8412円、東京海上が20.12円押し下げ (11/20)
- <注目銘柄>=ALSOK、機械警備の価格改定効果など注目 (11/20)
- ID&EHDはS高カイ気配、東京海上のTOB価格にサヤ寄せ◇ (11/20)
- キューブがS高カイ気配、株主優待制度を導入へ (11/20)
おすすめ条件でスクリーニング
IHIの取引履歴を振り返りませんか?
IHIの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。