大引けの日経平均は前日比267.35円高の28383.09円となった。東証プライム市場の売買高は13億1110万株、売買代金は3兆3349億円だった。セクターでは海運、卸売、銀行を筆頭にほぼ全面高となった。一方、石油・石炭製品、ゴム製品、輸送用機器の3業種が下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の84%、対して値下がり銘柄は13%だった。
個別では、レーザーテック<6920>を筆頭に東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>などの半導体関連株が軒並み大幅に上昇。SHIFT<3697>、エムスリー<2413>、ベイカレント<6532>のグロース株も全般大幅高となり、サイボウズ<4776>
は月次動向も好感されて急伸。子会社のりらいあ<4708>との業務提携が材料視されたチェンジ<3962>、増配を発表したタムロン<7740>はは東証プライム市場の値上がり率上位に顔を出した。サッカー・ワールドカップでの日本のドイツに対する勝利でABEMAの視聴者数拡大が思惑視されたサイバーAG<4751>も急伸した。ほか、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運大手や、三菱商事<8058>、三井物産<8031>の商社、三井住友<8316>、みずほFG<8411>の金融などの上昇が目立った。
一方、為替の円高・ドル安を受けてトヨタ自<7203>、マツダ<7261>、三菱自<7211>
の自動車関連が揃って軟調。東証プライム市場の売買代金上位ではソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>がハイテク・グロース株高のなか逆行安。NTT<9432>、KDDI<9433>、第一三共<4568>、JT<2914>、JR東日本<9020>、JR東海<9022>のディフェンシブ系の一角のほか、三菱重工<7011>、川崎重工<7012>、IHI<7013>の防衛3社が軟調となった。
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