ニチコン、前期経常を33％上方修正

　ニチコン <6996> [東証Ｐ] が4月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の64億円→85億円(前の期は30.1億円)に32.8％上方修正し、増益率が2.1倍→2.8倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の38.4億円→59.4億円(前年同期は16.8億円)に54.6％増額し、増益率が2.3倍→3.5倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績予想について、売上高は、アルミ電解コンデンサが車載関連機器向けに加え、インバータ関連機器向けなどが伸長し、さらにxEV向け機器用フィルムコンデンサおよび家庭用蓄電システムなどのNECST製品の売上が大幅に増加したことなどにより、前回の予想を上回る見込みです。これに伴い、各段階利益につきましても、売上高の増収による稼働益に加え、為替の円安影響などにより前回の予想を上回る見込みとなりました。　なお、当第４四半期連結会計期間（2022年１月～３月）は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が、四半期業績ベースでいずれも過去最高を更新する見込みです。また、売上高および親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、通期業績ベースにおいても過去最高を更新する見込みです。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。