「円安メリット」が8位にランク、約37年半ぶり水準が輸出関連株の追い風に<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円安メリット」が8位となっている。
外国為替市場でドル高・円安が加速している。足もとで日米の株価が騰勢を強めるなど、リスク資産を選好する流れから低リスク通貨とされる円を売ってドルを買う動きが広がっており、3日の欧州市場でドル円相場は一時161円96銭と1986年12月以来およそ37年半ぶりの水準をつけた。
6月27日に行われた米大統領選に向けたテレビ討論会をきっかけに、米市場では今秋の米大統領選挙で共和党のトランプ前大統領が勝利した場合の財政悪化やインフレ加速が警戒されており、米金利の先高観から日米金利差の拡大が意識されドルが買われやすくなっている。円安の進行は輸入物価の上昇を通じて国内のインフレ圧力を高める可能性があり、市場参加者の間では日銀が早期の政策修正を迫られるとの見方があるものの、金融政策の先行き不透明感から円高トレンドを先取りするような動きはみられていない。こうしたなか、活発な円キャリー取引(低金利の円を市場で借りて、高金利通貨で運用することで金利差収益を稼ぐ取引)が円安圧力をもたらしている。
この日の東京市場のドル円相場は上昇一服となっているが、円安が業績にとってプラスに働く輸出関連株に関心が向かいやすくなっており、牧野フライス製作所<6135.T>、ソニーグループ<6758.T>、ファナック<6954.T>、村田製作所<6981.T>、トヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>などが注目される。
出所:MINKABU PRESS
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