【↑】日経平均 大引け| 小反発、米株安も底堅さ発揮しプラスを維持 (2月10日)
日経平均株価
始値 38736.37
高値 38895.74(14:24)
安値 38606.32(09:08)
大引け 38801.17(前日比 +14.15 、 +0.04% )
売買高 19億9483万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆2299億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅反発、米株安も底堅さ発揮
2.米株市場では経済指標を受けた金利上昇を警戒
3.日米首脳会談の通過で投資家の不安心理は後退
4.3万8000円台後半では売り圧力も強く上値重い
5.TOPIXは小幅下落、祝日控え売買代金は低水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比444ドル安と続落した。FRBの追加利下げが後にずれるとの見方から売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、方向感の見えにくい相場が続くなかも、日経平均株価はわずかながらプラス圏を維持して引けた。ただ、明日が建国記念日の祝日で休場ということもあって売買代金は低調だった。
10日の東京市場は、前週末の欧米株市場がほぼ全面安となったことを受け、先物主導でリスクオフ一色となるかと思いきや、日経平均は底堅さを発揮した。米国では1月の米雇用統計やミシガン大学消費者態度指数などの経済指標を受け米長期金利が上昇したことが嫌気されたが、東京市場への影響は限定的だった。注目された石破首相とトランプ米大統領による日米首脳会談は友好的なムードで、関税政策の発動などの強硬策がなかったことで過度な不安心理が後退。ただ、買い手掛かり材料にも乏しいなか、日経平均3万8800円台では戻り売りニーズも強く、結局前週末終値近辺で引けている。プライム市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗しており、やや値上がりが多いものの、TOPIXはわずかに安く引けている。売買代金は4兆2000億円台で1月21日以来の低水準だった。
個別では、売買代金首位となった川崎重工業<7012>やIHI<7013>がいずれも活況高となった。売買代金2位となったフジクラ<5803>も値を飛ばした。ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>なども堅調だが上値は重い。ディー・エヌ・エー<2432>はストップ高。フジ・メディア・ホールディングス<4676>が買われ、任天堂<7974>もしっかり。ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>は一本値で値幅制限いっぱいに買われた。ぐるなび<2440>が急騰、東亜建設工業<1885>なども値を飛ばした。
半面、三菱重工業<7011>が売りに押され、ソフトバンクグループ<9984>も値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えない。日立製作所<6501>も軟調。ファーストリテイリング<9983>が売りに押され、三菱商事<8058>など総合商社も安い。サンウェルズ<9229>がストップ安となったほか、鳥居薬品<4551>、メガチップス<6875>、円谷フィールズホールディングス<2767>などが急落、シュッピン<3179>、プレミアグループ<7199>などの下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は太陽誘電 <6976>、TDK <6762>、フジクラ <5803>、信越化 <4063>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約75円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、第一三共 <4568>、テルモ <4543>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約117円。
東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)鉱業、(3)非鉄金属、(4)石油石炭製品、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)卸売業、(2)繊維製品、(3)不動産業、(4)銀行業、(5)医薬品。
■個別材料株
△東亜建 <1885> [東証P]
今期経常を一転14%増益に上方修正・最高益、配当も17円増額。
△ディーエヌエ <2432> [東証P]
4-12月期最終黒字転換。
△ぐるなび <2440> [東証P]
第3四半期営業利益28倍で通期計画上回って着地。
△川本産業 <3604> [東証S]
エアウォータ <4088> によるTOB価格にサヤ寄せの動き。
△東自機 <6360> [東証S]
25年3月期業績予想を上方修正し配当予想を160円増額。
△日本CMK <6958> [東証P]
今期純利益・配当予想を上方修正。
△太陽誘電 <6976> [東証P]
25年3月期業績予想を一転営業増益予想へ上方修正。
△JIA <7172> [東証P]
今期大幅増配・連続最高益計画を好感。
△国際計測 <7722> [東証S]
25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△IMV <7760> [東証S]
第1四半期経常利益2.7倍。
▼鳥居薬 <4551> [東証P]
今期営業減益へ。
▼クリングル <4884> [東証G]
10-12月期(1Q)経常は赤字拡大で着地。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)JIA <7172>、(2)ディーエヌエ <2432>、(3)太陽誘電 <6976>、(4)ぐるなび <2440>、(5)東亜建 <1885>、(6)日本CMK <6958>、(7)トモニHD <8600>、(8)東京計器 <7721>、(9)A&Dホロン <7745>、(10)ミガロHD <5535>。
値下がり率上位10傑は(1)鳥居薬 <4551>、(2)サンウェルズ <9229>、(3)メガチップス <6875>、(4)円谷フィHD <2767>、(5)高速 <7504>、(6)タムロン <7740>、(7)不二製油G <2607>、(8)藤コンポ <5121>、(9)シュッピン <3179>、(10)プレミアG <7199>。
【大引け】
日経平均は前日比14.15円(0.04%)高の3万8801.17円。TOPIXは前日比4.22(0.15%)安の2733.01。出来高は概算で19億9483万株。東証プライムの値上がり銘柄数は812、値下がり銘柄数は778となった。東証グロース250指数は683.23ポイント(11.11ポイント高)。
[2025年2月10日]
株探ニュース
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