大幅続落。20年9月以来の1000円割れとなっている。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は2億円の赤字となり、前年同期比4.4億円の損益悪化となっている。上半期計画は32億円の黒字で同47.5%増益であり、想定外の低調スタートと受けとめる動きが優勢に。ホールセール、リテールセールスともにセグメント損失となる形に。なお、17棟1,001戸の販売契約を締結しているとして、通期予想は据え置いている。
ノーリツ<5943>:1380円(-72円)
大幅反落。前日に株式売出の実施を発表している。売出人は三井住友銀行で売出株数は46万株、売出価格は3月16日から18日までの間に決定する。個人投資家を中心に株主層のさらなる拡大を図るとともに、コーポレートガバナンス強化による株主価値の向上を目的としている。株価が下落基調で需給懸念が強い中、短期的なさらなる需給悪化要因として、ネガティブに捉える動きが優勢。
日機装<6376>:793円(+59円)
大幅続伸。連結子会社であるドイツの LEWA社およびニュージーランドのGeveke社の全株式を4月中に譲渡、約320億円株式譲渡益を第2四半期に計上する見込みと発表している。昨年12月中には売却方針の決定を発表していた。これに伴い、上半期営業利益は従来の20億円から325億円に、通期では100億円から350億円に上方修正している。また、業績の回復を背景として、年間配当金計画も従来の20円から25円に引き上げている。
ソフトバンクG<9984>:4273円(-177円)
続落で連日の安値更新。前日の米国市場ではアリババのADRが急落、同社の保有株式価値の多くを占める銘柄だけに、連れ安する流れにもなっているようだ。アリババ株は前日に10%超の下落、強い中ロ関係なども意識されて、米上場廃止リスクが一層強まる状況となっているもよう。また、中国における新型コロナウイルス感染拡大の影響なども懸念のようだ。米ナスダックの軟調な動きなども逆風となっている。
三井ハイテク<6966>:8500円 カ -
ストップ高買い気配。前日に22年1月期の決算を発表、営業利益は150億円で前期比3.9倍となり、第3四半期決算時上方修正の130億円を上回る着地に。また、23年1月期は204億円で同36.4%増と連続大幅増益の見通し。電動車向け駆動・発電用モーターコアの需要拡大、各種半導体の好調な需要継続を見込んでいる。原材料費上昇や積極投資負担などのコストアップ要因も懸念されていたため、想定以上のガイダンスにサプライズが先行。
アイパートナーズ<7345>:2485円(+385円)
大幅に続伸。5万株(1.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は5.94%。取得期間は15日から8月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行に加え、資本効率の向上や株主還元を図ることが目的。発行済総数に対する比率の高さが評価され、買いが入っているようだ。
山王<3441>:1170円(+37円)
大幅に4日続伸。22年7月期の営業利益を従来予想の3.00億円から5.00億円(前期実績2.62億円)に上方修正している。5G向けを中心に通信分野の需要拡大が継続し、受注水準が想定を上回る見通しとなったため。第2四半期累計(21年8月-22年1月)の営業利益は前年同期比592.3%増の3.17億円で着地した。通信分野に加え、産業機器や自動車向けの受注が堅調で会社計画(1.60億円)を大きく超過した。
NEWART<7638>:1295円(+147円)
大幅に4日続伸。22年3月期の期末配当を従来予想の70.00円から75.00円(前期末実績50.00円)に増額修正している。株主への感謝特別配当として5.00円を加えた。NEW ART HOLDINGSの配当金総額は20年3月期が4.72億円、21年3月期が7.87億円、22年3月期が12.46億円(見通し)と年々増加しており、株主への利益還元の継続的な強化が投資家から好感されているようだ。 <ST>
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