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2021/11/11 - 三井ハイテク(6966) の関連ニュース。■三井ハイテク <6966> 9,420円 (+610円、+6.9%) 三井ハイテック <6966> が続急伸、10日は790円高の9600円まで買われる人気となった。半導体リードフレームの大手メーカーとして世界的に旺盛な半導体需要を取り込んでいるほか、電気自動車(EV)シフトの動きが加速するなか、電動車向けモーターコアの成長性にマーケットの視線が集まっている。直近では、英グラスゴーで開催されているCOP26で、ガソリン車など内燃機関を用いる自動車について主要国で2035年、世界で40年

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前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2021/11/11 05:30

三井ハイテク <6966>  9,420円 (+610円、+6.9%)

 三井ハイテック <6966> が続急伸、10日は790円高の9600円まで買われる人気となった。半導体リードフレームの大手メーカーとして世界的に旺盛な半導体需要を取り込んでいるほか、電気自動車(EV)シフトの動きが加速するなか、電動車向けモーターコアの成長性にマーケットの視線が集まっている。直近では、英グラスゴーで開催されているCOP26で、ガソリン車など内燃機関を用いる自動車について主要国で2035年、世界で40年までに新車販売を停止するとの宣言に24ヵ国が参加したことが伝えられており、EV普及加速の思惑が同社株に投資マネーを誘導する格好となった。

クレハ <4023>  8,280円 (+420円、+5.3%)

 クレハ <4023> が急反発。9日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1500億円から1600億円(前期比10.7%増)へ、営業利益を150億円から195億円(同13.0%増)へ、純利益を107億円から140億円(同3.8%増)へ上方修正し、あわせて85円を予定していた期末配当予想を100円に引き上げたことが好感された。機能製品事業のリチウムイオン電池バインダー向けフッ化ビニリデン樹脂並びに樹脂製品事業の「NEWクレラップ」の販売が好調に推移していることが要因。また、付加価値が高い製品の売り上げ増加や、販管費の減少なども寄与する。なお、年間配当は185円(前期170円)を予定している。第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高790億6900万円(前年同期比19.7%増)、営業利益113億6400万円(同84.0%増)、純利益83億2800万円(同73.0%増)だった。

NTTデータ <9613>  2,419円 (+116円、+5.0%)

 NTTデータ <9613> が3日ぶり急反発、年初来高値を更新。同社は9日取引終了後、22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益が1091億3800万円(前年同期比71.0%増)となり、通期計画1800億円(前期比29.3%増)に対する進捗率は60.6%だったと発表しており、好感された。上期の受注高は国内における順調な案件獲得に加え、海外事業の規模拡大及び為替影響により増加した。全セグメントにおける規模拡大に加え、為替影響により増収を達成し、海外における事業構造改革の効果などもあって営業増益で着地したとしている。

関西ペ <4613>  2,715円 (+117円、+4.5%)

 関西ペイント <4613> が大幅反発。9日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を380億円から340億円(前期比8.9%増)へ、純利益を260億円から240億円(同19.8%増)へ下方修正したものの、アク抜け感から買われたようだ。製品価格の値上げに加え、工業及び建築分野での需要が伸びていることから売上高は4000億円から4100億円(同12.4%増)へ上方修正した。ただ、原材料価格の高騰や自動車減産の影響を受けて、特にインドにおける収益性が低下することで利益見通しを減額したという。同時に発表した第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高2033億100万円(前年同期比25.1%増)、営業利益168億3300万円(同82.3%増)、純利益114億8700万円(同2.7倍)だった。

石油資源 <1662>  2,371円 (+99円、+4.4%)

 石油資源開発 <1662> が大幅高で3日続伸。9日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2207億8900万円から2350億9800万円(前期比2.1%減)へ、営業利益を118億9400万円から166億6900万円(同4.0倍)へ、最終損益1140億2100万円の赤字から698億4700万円の赤字(前期27億2500万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。原油及び天然ガスの販売価格の上昇に加えて、国内天然ガス販売量の増加が見込まれることが要因。また、政策保有のINPEX <1605> の普通株式の一部を売却したことに伴い、投資有価証券売却益398億円を特別利益として計上することも寄与する。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高1185億700万円(前年同期比20.8%増)、営業損益95億4000万円の黒字(前年同期62億7100万円の赤字)、最終損益1196億7600万円の赤字(同69億7500万円の赤字)だった。同時に、上限を300万株(発行済み株数の5.25%)、または80億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は21年11月10日から22年11月9日までで、株主に還元するとともに資本効率の向上を図るとしている。また、これにより取得した全ての株式を11月30日付で消却するとあわせて発表した。

クラボウ <3106>  1,939円 (+59円、+3.1%)

 クラボウ <3106> が大幅反発。10日午後1時20分ごろ、22年3月の連結業績予想について、売上高を1280億円から1310億円へ、営業利益を50億円から58億円へ、純利益を40億円から43億円へ上方修正したことが好感された。上期において、好況な半導体業界の影響を受けた半導体製造装置向け樹脂加工品などの販売が増加したことに加えて、高付加価値商品の販売増や原価低減があったことなどが寄与する。なお、会計基準変更に伴い、前期との比較はない。同時に発表した第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高600億2600万円、営業利益30億5500万円、純利益23億8100万円だった。

りそなHD <8308>  445.1円 (+13.5円、+3.1%)

 りそなホールディングス <8308> が4日ぶりに反発。同社は9日取引終了後、決算発表を行い、第2四半期累計(4-9月)の純利益は808億3700万円(前年同期比43.3%増)となった。22年3月通期予想の同利益1450億円に対する進捗率は約56%と順調に推移している。同時に、自社株買いの実施も発表した。3000万株(発行済み株式数の1.24%)、100億円を上限とし、取得期間は11月10日から12月20日まで。取得した株式はすべて22年1月11日に消却する。市場には、この自社株買いを前向きに評価する見方が出ている。

河合楽 <7952>  3,470円 (+105円、+3.1%)

 河合楽器製作所 <7952> が6日ぶり大幅反発。9日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を785億円から815億円(前期比20.7%増)へ、営業利益を48億円から51億円(同46.0%増)へ、純利益を31億円から34億円(同31.8%増)へ上方修正したことが好感された。上期において楽器教育事業で、ピアノ及びデジタルピアノの販売が世界的に好調だったことや、素材加工事業における自動車関連部品や半導体関連部品の受注も好調であったことが要因。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高414億1900万円(前年同期比47.5%増)、営業利益33億3800万円(同25倍)、最終損益23億4400万円の黒字(前年同期8億8100万円の赤字)だった。

HUグループ <4544>  2,667円 (+79円、+3.1%)

 H.U.グループホールディングス <4544> が4日ぶりに大幅反発。9日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2490億円から2547億円(前期比14.2%増)へ、営業利益を300億円から355億円(同39.8%増)へ、純利益を175億円から235億円(同34.5%増)へ上方修正したことが好感された。上期における新型コロナウイルス感染者数の急増に伴い、PCR検査の受託数及び高感度抗原定量検査試薬・迅速抗原検査キットの需要が想定を上回って推移したことに加えて、大規模イベントに関連した検査需要も想定を上回ったことが要因としている。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高1337億3900万円(前年同期比35.7%増)、営業利益269億5100万円(同3.3倍)、純利益195億1900万円(同3.8倍)だった。

UT <2146>  4,195円 (+120円、+2.9%)

 UTグループ <2146> が4日続伸し年初来高値を更新。岩井コスモ証券は9日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を4000円から5000円に引き上げた。同社は5日に22年3月期の連結営業利益予想を80億円から60億円(前期比16.2%減)に下方修正した。しかし、これは来期の成長に向けた人材関連費用が膨らむことが要因。半導体・電子部品などの人材派遣サービスが伸長し、コロナ禍からの行動制限の緩和や経済正常化が進み、先行投資の回収期に入る23年3月期の同利益は今期推定比2.3倍の140億円への大幅増益が見込める、と同証券では予想している。

バンドー <5195>  913円 (+26円、+2.9%)

 バンドー化学 <5195> が反発。同社は10日午後1時40分に、22年3月期年間配当予想を32円から40円(前期は26円)へ上方修正すると発表しており、好感された。株主還元方針を「当面の連結配当性向は30%を目処に安定した利益配当を行う」から「当面の間、1株当たり年間配当金額26円を下限として、連結配当性向40%を目処に安定した利益配当を行う」に変更しており、これに沿って配当予想を変更する。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は48億4700万円(前年同期比3.4倍)で、大幅営業増益も好感されたようだ。通期計画65億円(前期比20.9%増)に対する進捗率は74.6%だった。

阪和興 <8078>  3,355円 (+90円、+2.8%)

 阪和興業 <8078> が反発。同社は10日午後1時に、22年3月期連結業績予想について、売上高を1兆9800億円から2兆円へ、営業利益を420億円から520億円(前期比77.9%増)へ、純利益を262億円から345億円(同75.9%増)へ、年間配当予想を60円から100円(前期は60円)へ上方修正すると発表しており、好感された。なお、売上高については会計基準変更のため、前期比の増減は記載されていない。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は304億2600万円(前年同期比2.7倍)だった。上期業績を踏まえ、想定以上に利幅が拡大しているとして、通期見通しを上方修正したとしている。

琉球銀行 <8399>  754円 (+13円、+1.8%)

 琉球銀行 <8399> が4日ぶりに反発。10日午後1時30分ごろ、22年3月期の連結業績予想について、経常利益を66億円から75億円(前期比95.1%増)へ、純利益を46億円から52億円(同2.0倍)へ上方修正したことが好感された。経常収益は563億円から560億円(同2.2%減)へやや下方修正したが、上期において銀行単体で経費及び与信費用が想定を下回ったことが利益を押し上げる。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、経常収益288億6400万円(前年同期比0.6%減)、経常利益47億8200万円(同2.1倍)、純利益31億5700万円(同2.2倍)だった。

バンナムHD <7832>  9,274円 (+122円、+1.3%)

 バンダイナムコホールディングス <7832> が反発。同社は9日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を7500億円から7950億円(前期比7.3%増)へ、営業利益を750億円から900億円(同6.3%増)へ、純利益を520億円から580億円(同18.6%増)へ上方修正すると発表しており、好感された。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は617億5100万円(前年同期比34.4%増)となり、会社計画430億円を上回った。事業別では、家庭用ゲームの新作タイトルや既存タイトルのリピート販売が好調に推移したデジタル事業、ハイターゲット層(大人層)に向けた商品や玩具周辺商材が人気となったトイホビー事業などが会社計画を上回った。上期実績に加え、第3四半期以降に予定している商品・サービスのマーケティング計画などを踏まえ、通期見通しを見直したとしている。

オカムラ <7994>  1,375円 (+15円、+1.1%)

 オカムラ <7994> が4日ぶり反発。SMBC日興証券は9日、同社株の投資評価「1」を継続した。目標株価は1900円(従来2000円)とした。同証券では、ポストコロナの働き方の変化で恩恵を受ける企業として、引き続き注目している。20年の下期以降はオフィスの改装需要が高まっているが、公共空間や商業施設でのシェアオフィス需要の拡大を合わせると、それは一時的な動きではなく中期的に継続すると指摘。長期投資の視点に立てば、株価が下落している現状こそ同社に注目すべきタイミングとみている。

※10日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探

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