たんぱく質構造解析の受託サービスを開始
時価総額:902億円
PER:24.35倍
PBR:2.78倍
【今期経常を59%上方修正】
2/28に18年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→43億円に59.3%上方修正。増益率が56.6%増→2.5倍に拡大する見通しとなった。産業機器事業の収益が想定より上向くほか、円安効果も利益上振れに貢献する。また、法人税等・法人税等調整額の最新見込みなどを勘案し、最終利益も14億円→37億円に大幅上方修正した。
【害物質モニタリングの定量分析に強み】
健康診断、食品や医薬品成分表示、有害物質モニタリングなど 私たちの生活には"定量分析"が欠かせない。"定量分析"の信頼性を高めるために最近注目されている手法が定量NMR (qNMR) 法。JEOLは"定量分析"の信頼性を高め、安全・安心社会の実現に貢献するため、機器やソフトウェア開発、包括的な分析サポートの提案に加え、qNMR法の(国際)標準化にも同社は取り組んでいる。
【たんぱく質構造解析の受託サービスを開始】
先月の株価は2003年11月以来、約14年4ヵ月ぶりの高値圏に浮上した。化学工業日報が3/13日付で「理科学・計測機器の保守・メンテナンスに加え、1台数億円クラスのハイエンド機器による受託分析サービスを本格的に開始する」と報じた。報道によると「名古屋大学発のベンチャー企業と共同でクライオ電子顕微鏡を用いたたんぱく質の受託分析事業を立ち上げた。また、インターネットを介した高磁場NMR(核磁気共鳴)装置の時間貸しサービスを始めた」という。ソリューション事業の業容拡大による業績への寄与に期待が掛かる。
電子顕微鏡世界最大手。分析機器・半導体関連・医療機器等も。ニコンと提携
(4/23現在)