図研、前期経常を13％上方修正

　図研 <6947> が4月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の28億円→31.5億円(前の期は34.8億円)に12.5％上方修正し、減益率が19.7％減→9.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17.3億円→20.8億円(前年同期は16.6億円)に20.2％増額し、増益率が4.3％増→25.4％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 当期の業績につきましては、売上高は当初の予想をほぼ達成する見込みとなっておりますが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、当初の予想を上回る見込みとなりました。　 主な増益要因としましては、第４四半期におきましても新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業活動の制限や、リモートワークを推進するなど業務の効率化による諸経費の圧縮が継続されたことに加え、円安の進行により外貨建資産に為替差益が発生したことなどで、営業利益及び経常利益は当初の予想よりも好調に推移いたしました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記の要因に加え、税負担の見積もり差額により当初の予想を上回る見込みとなりましたので、前回公表した予想を修正しております。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々　 な要因によって予想数値と異なる場合があります。