<8057> 内田洋行 2800 +242急騰。先週末に発表した上半期決算が好感されている。営業利益は6.8億円で前年同期比79.3%の大幅増益となった。通期予想の30.5億円、前期比3.7%増益見通しを大幅に上回る増益率となっている。働き方改革を背景に会議室運用管理システムなどの導入が進み、ICT関連ビジネスが大幅に伸長している。第1四半期は前年同期比82.3%減と低調スタートだったため、予想以上の収益回復と捉えられている。
<8202> ラオックス 366 +16大幅続伸。先週末は前日の12月期決算発表を受けて、今期の黒字回復見通しが好感される形で急伸していた。さらに本日は、訪日外国人を来日前から取り込むサービスに乗り出すとの報道が買い材料視される形になっているようだ。アリババ集団が運営する旅行情報サイトで、旅行者が訪日前に商品を予約しておけば、店舗ですぐに受け取れるサービスを3月中にも開始するもよう。店舗の集客増につながっていくとの期待が先行へ。
<6506> 安川電 3415 +165大幅続伸。同社などFA関連株や電子部品株で強い動きが目立っている。米紙では、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が貿易摩擦を巡って今月27日ごろに会談し、合意する可能性があると報じているもよう。米中貿易協議の進展期待が一段と高まる形になり、中国の設備投資回復、それに伴う需要の回復が期待される状況となっているようだ。
<3421> 稲葉製作 1400 +108急伸。先週末に発表した業績予想の上方修正が好感されている。上半期営業利益は4.6億円から5.8億円に、通期では10億円から16.4億円にそれぞれ上方修正。台風などの影響もあって、小型・一般物置の買い替え需要が増加したほか、下半期に向けた足元の受注状況も好調が続いているもよう。上半期に関しては、第1四半期決算時に続いての上方修正となっている。
<7269> スズキ 5506 -222大幅反落。インドとパキスタンの対立激化を背景に、同社が注力しているインドでの自動車販売への影響が警戒されているとみられる。パキスタン政府は捕虜として拘束していたインド空軍機のパイロットを解放し、インドのモディ首相に対話を呼びかけているものの、インド側は拒否する姿勢を崩しておらず、緊張緩和への期待にはつながっていないもよう。
<6938> 双信電機 504 +80ストップ高。5G関連銘柄として関心が高まっているもよう。同社の積層誘電体フィルターは、スマホではなく、5Gの屋外基地局や小規模基地局などインフラ側で使われるようであり、5G普及期に合わせた準備なども進展させているもようだ。なお、米中貿易協議の進展期待を背景に、電子部品株が総じて強い動きとなっていることなども物色の追い風に。
<4755> 楽天 940 +56急伸。米配車サービスのリフトが米SECにIPOを正式に申請したとされていることも材料視されているとみられる。リフトはIPOにおいて企業価値が200-250億ドルと評価されることを見込んでいるもようで、再来週からはIPOに向けたロードショーを開始する予定のようだ。同社はリフトの筆頭株主となっており、13%超の株式を保有しているもよう。含み資産の拡大が想定される形にも。
<4346> ネクシィーズG 2119 +209急騰。定額制セルフエステスタジオ「BODY ARCHI」の2号店を3月15日にオープンさせると発表、手掛かり材料につながっているもよう。「BODY ARCHI」は、全室が個室で、「エステ」と「ジム」を共存させた新感覚のセルフエステスタジオとなっている。1号店である表参道店は、当初1年間で獲得する目標会員数を2ヵ月間で達成した経緯があり、今回も期待感が先行する形になっているようだ。
<7203> トヨタ自 6628 -60続落。2月の米自動車販売台数は前年同月比5.2%減となり、市場予想の2.5%減も下回った。コンパクトSUVの「RAV4」の需要が伸び悩んだ。日産自<7201>やホンダ<7267>なども市場予想を下回り前年割れとなっている。米自動車販売の苦戦に加えて、今月にも開始されるとみられる日米のTAG交渉への警戒感が強まる状況となっている。
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