併せて、通期の同利益を従来予想の2.7億円→6.5億円(前期は1.5億円)に2.4倍上方修正し、増益率が74.2%増→4.2倍に拡大する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.7億円→5.5億円(前年同期は3.6億円)に3.2倍増額し、一転して52.8%増益計算になる。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.2倍の4.1億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.2%→10.1%に急改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
平成31年3月期の連結業績につきまして、放送関連機器に関しては、4Kテレビや有機ELテレビ等の出荷台数が増加し、BS/CSアンテナの出荷台数も好転しております。また、新設住宅着工戸数も回復基調にあり、事業環境の改善がみられます。 こうした中で、当社は、「新4K8K衛星放送」の開始に即して、一層の拡販を推進し、需要の掘り起こしに注力しております。また、事業者向け機器販売も、設備投資意欲の高まりを受けて堅調であります。 通信用アンテナにつきましては、民需向けは、通信事業者向け基地局アンテナや通信モジュール用アンテナが期初より好調に推移しており、官需向けデジタル無線用アンテナも底堅い動きになっております。 関連工事につきましては、新築ビル内共聴工事が伸び悩み、電気工事やアンテナ対策工事も減少傾向にあります。一方で、ビル内共聴改修工事は堅調に推移しております。 利益面につきましては、4K8K放送関連機器や第5世代移動通信に対応した製品の開発に向け、設備投資等の支出を計画的に行っておりますが、売上高の伸びによる影響や、継続的なコストダウンに伴い、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、期初予想を上回るものとみております。 このため、平成31年3月期通期業績は、売上高、利益とも、平成30年5月に公表いたしました予想を修正いたします。また、個別業績予想につきましても、上記と同様の理由により修正いたします。 なお、配当予想につきましては、一株当たり21円の予想を据え置いております。 上記の業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績は市場の需要動向等様々な要因によって予想とは異なる結果となる可能性があります。
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