パルステックがＳ高カイ気配、ポータブル型Ｘ線残留応力測定装置好調で１９年３月期業績を上方修正

　パルステック工業<6894.T>がストップ高の２５４７円水準でカイ気配となっている。１３日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、売上高を２５億円から２５億５０００万円（前期比１９．６％増）へ、営業利益を４億円から５億円（同８３．８％増）へ、純利益を３億２２００万円から４億１９００万円（同８２．２％増）へ上方修正したことが好感されている。

　主力のポータブル型Ｘ線残留応力測定装置が引き続き好調を維持しているほか、光応用・特殊機器関連、光ディスク関連も計画を上回る見通しとなったことが要因。加えて、製造原価の低減や固定費の削減に注力したことも利益押し上げに貢献する見通しという。

　また、業績予想の修正に伴い、従来７５円を予定していた期末一括配当を１２５円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されている。普通配当を１００円に増額するほか、１８年１１月１日に創業５０周年を迎えたのを記念して記念配当２５円を実施する。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１８年４～１２月）決算は、売上高１６億７２００万円（前年同期比２５．２％増）、営業利益３億１０００万円（同２．８倍）、純利益２億２９００万円（同３．５倍）だった。

出所：minkabuPRESS