＜注目銘柄＞＝大泉製、ＥＶ向けセンサーなどに期待感
大泉製作所<6618.T>は戻り足が鮮明。８００円台半ばに位置する２６週移動平均線を上に抜けており、更なる株価水準訂正が期待できる。同社はサーミスタ（温度変化に対して電気抵抗の大きい抵抗体）を活用した温度センサーを主力に手掛け、車載向けで高水準の需要を開拓している。とりわけ、世界的に市場拡大が加速する電気自動車（ＥＶ）向けで今後活躍余地が高まっていく公算が大きい。昨年３月に資本・業務提携したフェローテックホールディングス<6890.T>との協業に伴う業容拡大効果も期待できる。２２年３月期営業利益は前期比７５％増の５億５０００万円を計画するが、一段の上振れも視野に入る。更に２３年３月期も増益基調は維持されそうだ。株価は年初に１２３０円の高値を形成した後、２月２４日には昨年来安値６１９円と半値水準まで売り込まれたが、ここにきて切り返しが鮮明だ。高値までの半値戻しに近い９１４円まで戻した後、いったん調整を入れているが、早晩買い直され４ケタ大台復帰を目指す展開が予想される。（桂）
出所：MINKABU PRESS
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