日経平均は反発、エヌビディア決算待ちで小動き推移
米国市場が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。日経平均は前日終値水準でスタートした後は、国内の決算発表が一巡化したことや、米半導体大手エヌビディアの決算発表待ちで様子見ムードが強まり、値幅の狭いレンジが継続。為替が1ドル154円台での小動きとなったことも影響して、積極的な売買は手控えられ、後場も小動き推移となった。
大引けの日経平均は前日比193.58円高(+0.51%)の38414.43円となった。東証プライム市場の売買高は18億378万株。売買代金は3兆8060億円。業種別では、非鉄金属、銀行、保険、輸送用機器、証券・商品先物取引などが上昇した一方、サービス、電気・ガス、パルプ・紙、空運、その他製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65.6%、対して値下がり銘柄は30.5%となっている。
日経平均採用銘柄では、エヌビディアの最新半導体「ブラックウェル」に関連した不具合発生などを受けて、アドバンテスト<6857>が上昇。日銀による追加利上げ観測が意識されて、みずほFG<8411>が16年ぶりの高値を更新したほか、三菱UFJ<8306>、三井住友FG<8316>も買われた。このほか、日本製鋼所<5631>、ニデック<6594>、フジクラ<5803>、荏原製作所<6361>などが上昇した。なお、KADOKAWA<9468>を買収と報じられたソニーグループ<6758>は小じっかりだったが、KADOKAWAはストップ高となった。
一方、メガバンクが総じて上昇一方、しずおかFG<5831>がさえなかったほか、バンダイナムコHD<7832>、コニカミノルタ<4902>、アステラス製薬<4503>、アサヒグループHD<2502>、レーザーテック<6920>、太陽誘電<6976>、TDK<6762>などが下落した。
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