精工技研<6834>の2025年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比9.6%増の17,300百万円、営業利益が同37.8%増の1,450百万円、経常利益が同22.1%増の1,550百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同31.4%増の1,000百万円の見込みである。
同社グループは、情報通信市場と自動車市場の両方における戦略的展開を加速している。ビッグデータの増大に伴い、世界中でデータセンターの敷設が進むなか、光通信網の増強に向けた投資が中期的に見込まれる。これには海底ケーブルや大陸間通信、FTTHの強化が含まれ、同社の精密加工・精密成形・光学技術が重要な役割を果たすことが予想される。また、自動車市場では、電気自動車やハイブリッド車へのシフトが進むなか、軽量化、電池性能の向上、自動化による生産効率の向上、そして自動運転技術の開発が重要なフォーカスエリアとなる。これらの動向を踏まえ、同社は情報通信、自動車、医療・バイオといった成長市場に向けて、社会に貢献する商品やサービスを提供することを目指す。同社の中期経営計画「マスタープラン2022」で掲げた「顧客接点の活性化」「新製品・新技術開発の加速」「ものづくり力の強化」「経営基盤の強化」という4つの戦略を通じて、持続可能な成長と市場リーダーシップの確立を目指す計画だ。これにより、同社グループとしての持続可能な成長が期待されるとともに、新たなビジネスチャンスを生み出す基盤が築かれると期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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