<話題の焦点>=公衆無線LAN網関連に注目、五輪開催に向け整備急務
11年に観光庁が成田空港や東京観光情報センターなどで外国人旅行者に対し旅行中に「困ったこと」についてアンケートを実施したところ、「無料公衆無線LAN環境」が36.7%を占め、「コミュニケーション」(24.0%)、「目的地までの公共交通の経路情報の入手」(20.0%)を上回り最も多かった。
もちろん、11年当時に比べて、無線LANのアクセスポイントは増えているが、「会員登録が必要」「手続きが煩雑」といった声が日本人からも聞かれ、無線LAN環境が街中にあり、iPadもWi-Fi(無線LANのブランド)版のほうが売れている米国などと比べて遅れが目立つ。今後、自治体や企業などで整備が進められるとみられ、関連銘柄の事業機会も広がりそうだ。
◆主な公衆無線LAN関連銘柄
銘柄(コード) 主な公衆無線LAN関連事業
メルコHD<6676.T> 子会社バッファローが公衆無線LAN導入キットを販売
エレコム<6750.T> エレコム、ロジテックで公衆無線LAN関連製品を展開
プラネックス<6784.T> グループ会社で無線LAN中継器・アクセスポイントなどを販売
アイコム<6820.T> 屋外・屋内で無線スポット構築可能なアクセスポイントを販売
アライドHD<6835.T> 無線LANアクセスポイントやアクセスポイントコントローラーを展開
アイオデータ<6916.T> 無線LANアクセスポイントなどを販売
ワイヤレスG<9419.T> 複数の公衆無線LAN事業者のWi-Fiスポットを使い無線通信サービスを提供
GMO<9449.T> 公衆無線LAN接続サービスを展開。グループで関連ビジネスも
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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