自動運転関連株は安い、ＺＭＰ上場延期の影響は一過性との見方も◇

　自動運転関連株は安い。ＪＶＣケンウッド<6632.T>が急落し、ハーツユナイテッドグループ<3676.T>は６日続落。パイオニア<6773.T>は反落している。ただ、クラリオン<6796.T>はプラス圏に浮上し、ディー・エヌ・エー<2432.T>は続伸している。

　自動運転の有力ベンチャー、ＺＭＰが今月１９日に予定していた東証マザーズへの上場を延期することを発表。ＪＶＣＫＷはＺＭＰと合弁会社「カートモ」を設立していることから、この日は売り物を浴びた。もっとも、ＺＭＰと「ロボットタクシー」を設立しているディーエヌエーはキュレーションサイトを巡る問題で、株価は下落していただけに、値ごろ感からの買いで株価は値を上げている。ＺＭＰのＩＰＯ延期に対しては、「自動運転は成長性の高い分野。ＺＭＰとの関連性から株価が上昇した一部の中小型株を除き、自動運転関連株全般への影響は限定的だろう」（アナリスト）との見方が出ている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）