3Dプリンター関連銘柄が買われる、ローランドDGなどがストップ高

　ローランド ディー．ジー．<6789>が大幅続伸し、ストップ高水準となる前日比500円高の3385円まで上昇した。国内証券が投資判断を引き上げたことが好感されたようだ。

　市場関係者によると、みずほ証券が投資判断を３段階中の最下位「アンダーパフォーム」から真ん中の「中立」へと１段階引き上げ、目標株価は830円から3100円に引き上げた。「新製品大型プリンターと既存製品のカニバリゼーション（食い合い）を懸念しアンダーパフォームとしていたが、新製品の販売状況はその懸念を払拭するほど好調に推移しており、円安効果と相まって会社計画を大幅に上回る」との見方を示したそうだ。

　同社株は最近、3D（３次元）プリンター関連として注目されているが、きょうは同社株の急伸をきっかけに、3Dプリンター関連に物色の矛先が向かった。アルテック<9972>がストップ高となり年初来高値を更新し、東証１部の値上がり率トップ。そのほか、東証１部の値上がり率ランキングのベストテンには、米3Dプリンター大手の正規代理店であるMUTOHホールディングス<7999>のほか群栄化学<4229>がストップ高まで買われ、CADシステムを手掛ける図研<6947>も急反発し、いずれも年初来高値を更新した。

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