ザインが後場一段高、業界初フルＨＤを１ペアで伝送可能な高速インターフェイス６機種を開発

　ザインエレクトロニクス<6769.T>が後場一段高し、一時、前日比６７円高の１３９０円まで買われる場面があった。前引け後に、業界初のフルＨＤ（１０８０ｐかつ６０フレーム／秒）の高解像度を１ペア線のみで伝送可能な高速インターフェース「Ｖ－ｂｙ－Ｏｎｅ　ＨＳ」の新製品６機種を開発し、サンプル出荷を開始したと発表しており、これを好感した買いが入っている。現在、車載ディスプレーシステムや、車載カメラ、セキュリティカメラはフルＨＤの高解像度化が進展してきており、こうしたトレンドを支える機器内伝送システムも複数のＬＳＩと複雑なケーブル配線により構成されつつある。新製品はこれに対応し、フルＨＤの高解像度を１ペア線のみで伝送できるため、伝送システムのコスト低減や設計の自由度の拡大、ケーブル削減によるノイズ抑制効果などで優れた付加価値を提供するとしており、業績への寄与が期待されている。

ザインの株価は１２時４４分現在１３３７円（△１４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）