LSI事業全体の売上高は前年同期比33.8%増の19.58億円、売上総利益は同35.3%増の12.66億円、営業利益は同121.1%増の4.48億円となった。売上高は、前期より引き続き厳しい製造環境下ながらも営業と生産を一体とした事業運営の下、引き続き順調に推移した。産業機器市場向けビジネスは、前期より引き続き主に国内市場のOA機器向けおよびアミューズメント機器向けのビジネスが順調に推移し前期比で49%の大幅増加となった。同市場向けの売上高は、LSI事業の売上全体の69%を占めている。車載機器市場向けビジネスは、LSI事業の売上全体の23%を占めている。国内市場および海外市場とも同社の高速情報伝送用LSI製品の出荷が前期比で増加しており、特に米国市場向けで前期比125%増、EV化が進む中国市場向けで21%増となり、車載機器市場向けビジネス全体としても前期比25%の増加となった。民生機器市場向けビジネスは、LSI事業の売上全体の8%を占めている。主にアジア市場向けの製品出荷が堅調に推移したが、前期比23%の減少となった。
AIOT事業の売上高は前年同期比13.8%減の3.45億円、売上総利益は同18.3%減の1.29億円、営業損失は0.99億円(前年同期は0.74億円の損失)となった。売上高は、中国上海地区のロックダウンの影響等により一部顧客向けの製品出荷の遅延や、顧客側の生産計画の見直しの影響等により計画を下回って推移した。
2022年12月期通期については、売上高は前期比23.9%増の55.02億円、営業利益は同12.0%増の5.44億円、経常利益は同22.5%増の8.56億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同10.8%減の6.49億円とする7月19日に公表した連結業績予想を据え置いている。
<EY>
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