■ユニポス <6550> 174円 (+43円、+32.8%) 一時ストップ高
Unipos <6550> [東証G]が急反騰、一時ストップ高となった。同社は26日、今月から中外製薬 <4519> [東証P]が国内外グループ会社を含む従業員8000人規模で「ピアボーナスUnipos」を導入したことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。「ピアボーナスUnipos」は、従業員同士が「貢献に対する称賛×少額のインセンティブ」を送りあうピアボーナスの仕組みを使って「組織を変える行動を増やす」Webサービス。今回の中外薬の導入は、「ピアボーナスUnipos」の一括導入としては過去最大の規模になるという。
■AIメカ <6227> 1,459円 (+300円、+25.9%) ストップ高
AIメカテック <6227> [東証S]がストップ高。同社は半導体やフラットパネルディスプレーの製造装置を手掛けており、業容拡大に向けたM&Aや提携戦略にも積極的に取り組んでいる。26日取引終了後、東京応化工業 <4186> [東証P]の半導体用・ディスプレー用の装置製造事業を譲受し、あわせて東応化と同事業にかかる協業に関する基本契約を締結したことを発表した。これに際し、東応化はAIメカの議決権保有割合19.56%の株式を取得する予定にある。このほか、AIメカは同日に工業用ミシン世界トップのJUKI <6440> [東証P]と資本・業務提携することも発表しており、株価を強く刺激する格好となった。
■太洋工業 <6663> 469円 (+80円、+20.6%) ストップ高
太洋工業 <6663> [東証S]がストップ高。同社は26日、鏡面研磨機事業で新たな用途を開拓したと発表しており、これが材料視されたようだ。鏡面研磨機は子会社のミラックが製造し太洋工業が販売しており、このほどリチウムイオン電池用のセパレータフィルムを製造する際に使用される、めっきロールの表面を研磨する鏡面研磨機の新用途を開拓し、受注を獲得。同社では新たに国内外の市場を開拓して販売活動を強化するとともに、更なる受注の獲得に注力するとしている。
■ラバブルMG <9254> 1,470円 (+235円、+19.0%)
ラバブルマーケティンググループ <9254> [東証G]が4日ぶりに急反騰。27日午前11時15分ごろ、子会社コムニコがXRソリューション開発のABAL(東京都目黒区)と協業し、Web3時代の新たなマーケティングソリューションに関するサービス開発を共同で推進していくと発表しており、今後の展開への期待が高まったようだ。コムニコが得意とするSNSマーケティングのノウハウや技術と、ABALが提供するXR技術を融合し、メタバースにおけるマーケティングの実証実験を通じてサービスを開発していく。会社側では、具体的な実証実験を今後半年以内に行うことを当面の目標として活動するとしている。
■ハイブリッド <4260> 1,062円 (+150円、+16.5%) ストップ高
ハイブリッドテクノロジーズ <4260> [東証G]がストップ高。同社は昨年12月23日に東証旧マザーズ市場に上場したニューフェースで、ベトナムのIT人材を活用して企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援する業務を行っている。株価は上場後初の4ケタ大台乗せを果たした。26日取引終了後、ベトナムの国家サイバーセキュリティセンターと協力覚書を締結したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけた。9月中旬以降は上げ足を加速し、大勢2段上げの様相をみせている。
■ナカボテック <1787> 5,150円 (+705円、+15.9%) ストップ高
ナカボーテック <1787> [東証S]がストップ高。同社は鉄鋼構造物などの防食・防錆工事の大手で同業界では首位に位置する。26日取引終了後、23年3月期通期の業績予想の修正を発表、主力の港湾事業における受注が堅調であることに加え、地中事業の需要が回復したことを背景に営業利益は従来予想の4億3000万円から8億2000万円(前期は10億6200万円)に大幅上方修正した。更に年間配当も従来計画の90円から160円(前期実績は220円)に増額しており、これを評価する買いを引き寄せた。
■倉元 <5216> 131円 (+16円、+13.9%)
倉元製作所 <5216> [東証S]が4日ぶりに急反騰。26日の取引終了後、フェローテックホールディングス <6890> [東証S]傘下のフェローテックマテリアルテクノロジーズとの間で、半導体製造装置向けSiC(炭化ケイ素)パーツ加工の受託業務などの取引基本契約と品質保証協定を締結したと発表。今後の業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。SiCウエハーやSiCパーツの研削・研磨加工を行う新たな事業を開始するにあたり、フェローテックマテリアルテクノロジーズと同契約を結ぶことで安定的な収益を確保したい考え。あわせて、同社の「超精密加工・研磨技術を活かした次世代半導体事業への新展開」が中小企業庁の事業再構築補助金に採択されたことを明らかにした。
■ハピネット <7552> 1,735円 (+165円、+10.5%)
東証プライムの上昇率トップ。ハピネット <7552> [東証P]が急反騰。同社は26日取引終了後、業績予想の修正を発表した。23年3月期第2四半期(4-9月)の営業利益を従来予想の24億円から32億円(前年同期は26億円)に増額、一転して23%増益となる見込みで、これをサプライズ視する買いを呼び込んだ。玩具事業で「ポケモンカードゲーム」や「ONE PIECEカードゲーム」などのトレーディングカードが好調に推移したことに加え、アミューズメント事業でカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の売り上げ拡大が収益を押し上げている。なお、通期予想については従来見通しの53億円(前期比5%減)を据え置いている。
■gumi <3903> 998円 (+69円、+7.4%)
東証プライムの上昇率4位。gumi <3903> [東証P]が3日続急伸。同社は26日、連結子会社gumi Cryptosを通じたgumi Cryptos Capital匿名組合の投資先であるASTAR Networkが発行するトークン(ASTR)が、日本の暗号資産取引所bitbankに上場したと発表しており、これを好感した買いが入った。
■タムラ <6768> 686円 (+43円、+6.7%)
東証プライムの上昇率6位。タムラ製作所 <6768> [東証P]が4日ぶりに急反発。同社は26日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の30億円から45億円(前期比2.9倍)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しは従来の940億円から1050億円(同18.9%増)に上方修正。産業機械、家電、エネルギー市場向けの電子部品や、自動車向けの電子化学材料などの売り上げが堅調に推移しているほか、市場連動販売価格の浸透、前中期経営計画から取り組んできた工場の自動化推進及び拠点再編による物流改善などにより収益性が向上していることが主な要因だとしている。
■インフォMT <2492> 423円 (+25円、+6.3%)
東証プライムの上昇率10位。インフォマート <2492> [東証P]が4日ぶりに急反発。27日午前11時ごろ、「BtoBプラットフォーム 請求書」がアマゾンジャパン(東京都目黒区)の法人・個人事業主向けEコマース「Amazon ビジネス」とシステム連携すると発表しており、これが好材料視された。「Amazon ビジネス」はオフィス向けの事務用品や消耗品などを多く取り扱うビジネスに必要な購買をサポートする、法人・個人事業主向け通販サービス。今回の提携により、これまでメールで届いたPDFの請求書を会計システムに手入力するなどの手間が削減され、経理業務のデジタル化が実現するとしている。
■アルメディオ <7859> 286円 (+17円、+6.3%)
アルメディオ <7859> [東証S]が急反発。検査用CDの製造販売を主要業務として手掛けるほか、粉末状炭素繊維を製品化したナノマテリアル事業に傾注しており、今後の展開に注目が集まっている。炭素繊維量産化に向けた福島新工場の稼働に伴い収益改善の思惑があり、足もとの業績も4-6月期の営業利益は1億2400万円(前年同期は5900万円の赤字)と黒字化を果たしている。なお、株式需給面では8月初旬から日証金で貸株規制対象となっている。
■トビラシステ <4441> 966円 (+55円、+6.0%)
トビラシステムズ <4441> [東証P]が6日ぶりに急反発。26日の取引終了後、クラウド型ビジネスフォンサービス「トビラフォン Cloud」のアップデートを実施し、新機能「音声テキスト化」を追加したと発表しており、これが好感された。「トビラフォン Cloud」は、クラウドPBX(構内交換機)を利用した設備投資不要のクラウド型ビジネスフォンサービス。追加した新機能は、通話内容を自動で書き起こすもので、これにより、顧客対応履歴入力の手間や、聞き返し時間の削減が期待され、企業のカスタマーサポート・営業・総務部門の電話業務のDX化や業務改善に活用できるとしている。
■ワンプラ <4199> 1,223円 (+61円、+5.3%)
ワンダープラネット <4199> [東証G]が急反発。27日午前中、西條晋一氏が関東財務局に提出した大量保有報告書で、西條氏のワンプラ株式保有割合が5.48%と新たに5%を上回ったことが判明。西條氏はスタートアップ創出・支援などを行うXTech(東京都中央区)の代表取締役を務め、検索サイトのエキサイト(東京都港区)の買収などの実績を持つだけに、思惑的な買いが向かったようだ。なお、保有目的は純投資で、報告義務発生日は9月15日としている。
■リード <6982> 570円 (+28円、+5.2%) 一時ストップ高
リード <6982> [東証S]が3日ぶりに急反発、一時ストップ高となった。同社は27日、特許庁に「電動三輪車」の意匠登録と、電動キックボード用「移動型ワイヤレス給電スタンド」(仮称)の特許を申請していることを明らかにしており、これが材料視されたようだ。意匠登録を受けようとする部分は、電動三輪車の後部の基台部及び荷物を載置するための荷台部。「移動型ワイヤレス給電スタンド」(仮称)は、同製品に電動キックボードをセットすることにより、停めている間に充電が可能で、かつ可搬式の給電スタンドだという。両製品の顧客としては、工場敷地を持つ企業(工場敷地内移動用)、倉庫を持つ企業や個人、学校法人(構内移動用)、キャンプ場など施設管理者(民間や自治体)、レンタル事業者(ポートに設置)、地域開発事業者(新しい交通手段として)などを想定している。
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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