東京株式(大引け)=919円安、トランプショックで一時1000円超の下げ
大引けの日経平均株価は前日比919円84銭安の1万6251円54銭と急落。東証1部の売買高概算は38億1019万株、売買代金概算は3兆9242億7000万円。値上がり銘柄数は43、対して値下がり銘柄数は1934、変わらずは9銘柄だった。
きょうの東京市場は、寄り付きは前日の米国株市場でNYダウが続伸したほか、外国為替市場でドル高・円安が進行していたこともあって高く始まった。しかし、米大統領選の開票結果が伝わり始めると様相が一変、日経平均は上下に荒い値動きとなり、前場後半から一気に株価水準を切り下げる展開となった。後場に入ると、トランプ候補の勝利の可能性が高まったとの見方から一段とリスクオフの流れが加速、日経平均は一時1000円を超える下げとなった。値下がり銘柄数は東証1部全体の97%を占めた。売買代金は4兆円近くに膨らみ2月12日以来の高水準となった。
個別では、トヨタ自動車<7203.T>が5000円台半ばまで売り込まれたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも大きく下げた。任天堂<7974.T>、ソニー<6758.T>、村田製作所<6981.T>などの下げも目立つ。アルテック<9972.T>が急反落、東急建設<1720.T>、三井金属<5706.T>、ミツミ電機<6767.T>なども大きく下落した。
半面、東京計器<7721.T>が急伸、石川製作所<6208.T>が一時値幅制限いっぱいに買われるなど防衛関連が買いを集めたほか、ウィルグループ<6089.T>が一時ストップ高となった。TOWA<6315.T>、安藤ハザマ<1719.T>なども値を飛ばした。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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