シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まることになろう。ただ、IBMが6%を超える下落となるなど、AI開発新興のアンソロピックによる最新AIモデルが、ソフトウエア株への脅威になるとの見方が根強い。ブラックストーンはアンソロピックに追加出資すると伝えられるなど評価が急上昇しており、ソフトウエアなどハイテク株の重荷になる可能性があるだろう。
また、11日の外国為替市場で円相場が急伸し、一時1ドル=152円台半ばと1月28日以来の高値をつけた。11日発表の米雇用統計が予想を上回ったことで1ドル=153円台と落ち着きをみせてはいるが、再び円高基調となるなかで輸出関連などは手掛けにくくなりそうである。
日経平均株価は連日の大幅な上昇で過熱感は警戒されやすいところであるが、この急伸でレバレッジ型ETFのヘッジ対応の動きが強まりやすく、下値の堅さは意識されそうである。ボリンジャーバンドの+3σ水準で利益確定の売りが入りやすいとみられるが、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
物色は引き続き高市トレードが意識されやすいだろう。決算を手掛かりとした個別対応のほか、赤沢経済産業大臣は日米関税合意に基づく対米投資をめぐる協議を行うため訪米しており、データセンター向けのガス火力発電所や、人工ダイヤモンドの製造施設の建設などに関連する銘柄への物色が意識されそうである。
また、決算を手掛かりとしたところでは、10日夕に発表したハピネット<7552>、日揮HD<1963>、帝通工<6763>、JX金属<5016>、ムサシ<7521>、板硝子<5202>、GMO-PP<3695>、FUJI<6134>、ダイニック<3551>、セイコーG<8050>、GMOコマース<410A>などが注目される。
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