<6551> ツナグS 1328 +214大幅反発で上昇率トップ。2021年9月期をメドに、営業利益を今期予想比7倍の25億円程度に引き上げる計画と報じられている。小売りや流通業向けに、アルバイトやパートの採用を代行する事業が伸びるほか、応募者の対応などで業務自動化ソフトを導入して利益率も上げるもよう。今9月期第3四半期累計営業利益が大幅減益になったことから直近で株価は急落していたが、あらためて成長期待が再燃する格好に。
<6058> ベクトル 2426 +190大幅反発。いちよし証券ではレーティング「A」継続で、フェアバリューを2500円から3300円にまで引き上げている。今2月期業績をやや保守的に見直した一方で、来2月期以降の業績予想を上方修正、今期の45%営業増益に続いて、来期は66%、再来期は43%の収益成長を見込んでいる。新規子会社の「あしたのチーム」はAI活用の
「人事評価クラウド」などを展開、20.2期以降より収益貢献が本格化すると予想。
<6191> エボラブルA 2482 +116大幅反発。前日に発表した月次動向が好感されている。7月の取扱高は、6月よりエアトリ(旧DeNAトラベル)の数値も合算されていることから、126億円で前年同月比2.8倍と拡大している。足元では、第三者割当による新株予約権の発行で希薄化懸念が強まっていたが、IFRSベースでの第3四半期大幅増益決算が確認されていることと合わせて、業容拡大を再評価する流れになってきているもよう。
<4151> 協和キリン 1985 +79大幅反発。子会社の協和キリンフロンティアが持続型赤血球造血刺激因子製剤「ダルベポエチン アルファ注シリンジ『KKF』」の国内製造販売承認を取得したと発表しており、手掛かり材料となっているもよう。また、みずほ証券が投資判断「買い」継続で、目標株価を2770円から3150円に引き上げていることも評価材料に。遺伝性くる病治療薬のピーク時年商を引き上げたことが主因のようだ。
<8036> 日立ハイテク 4130 +15反発。米アプライドの決算を嫌気し、半導体製造装置関連ではさえない動きも目立つ中、堅調な推移となっている。みずほ証券が投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も4800円から5200円に引き上げていることが支援材料とされている。同社はサムスン向けよりもSKハイニックス向けの納入シェアが高いとみられ、19年前半までのSPEサイクルの牽引役の変更がプラスに寄与する銘柄であると指摘している。
<8028> ユニファミマ 11530 +590大幅続伸。伊藤忠の完全子会社によるTOB期間が前日で終了、TOB終了後の株価下落を見込む向きが多かったためショートポジションが膨らんでいたが、想定に反して株価は堅調な推移となり、買い戻しの動きが優勢になっているようだ。また、資本提携先のドンキHD<7532>が西友の買収に興味を示していることへの思惑なども、高まりつつあるとみられる。
<2352> エイジア 1355 +104大幅反発。主力製品である「WEBCAS」シリーズの機能強化およびコンサルティングノウハウの獲得を目的に、ハモンズよりEC事業を譲受したと発表、事業領域の拡大を好感する動きになっている。また、発行済み株式数の1.54%に当たる7万株を上限に自社株買いを実施すると発表、取得期間は8月内としており、需給面へのインパクトなどを期待する動きも強まっているようだ。
<4552> JCRファーマ 5220 +260大幅反発。いちよし証券ではフェアバリュー6400円継続で、レーティングを「B」から「A」に格上げした。今、来期と承認が見込まれる新たなバイオシミラーの寄与や、血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」関連ビジネスの広がりなどで、中長期の利益拡大が予想されるなか、株価下落で割安感が強まったと判断している。今期営業益は会社計画42.9億円を上回る54億円、前期比42.7%増益予想を継続。
<6758> ソニー 6040 +93反発。野村證券では投資判断「バイ」継続で、目標株価を7200円から7800円に引き上げ。プラットフォーマー、コンテンツホルダーとしては依然過小評価と指摘している。ゲーム事業の好調などを踏まえて19.3期営業利益は8400億円を予想。また、みずほ証券でも投資判断「買い」継続で、目標株価を7700円から8300円に引き上げ。ゲームと半導体の収益拡大が加速化するとみている。
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