大引けの日経平均は前日比652.04円安の22472.91円となった。東証1部の売買高は16億
7956万株、売買代金は2兆8403億円だった。セクター別では、ほぼ全面安で、東証33業種中でその他製品のみが上昇。海運業、空運業、鉱業、保険業、鉄鋼、不動産業などが下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の9%、対して値下がり銘柄は89%であった。
個別では、業務マニュアル見直し依頼殺到とし国内証券がレーティングを引き上げたグレイス<6541>、受注残積み上がりなどが安心感となった丹青社<9743>、5月の堅調な売上動向持続を評価されたMonotaRO<3064>などが上昇し、20年2-4月期連結営業利益が前年同期比5.9倍となったOSGコーポレーション<6757>はストップ高となった。一方、21年3月期連結営業損益が16.60億円の赤字となる見通しだと発表したダスキン<4665>、決算を受けて財務面への警戒が強まったフジクラ<5803>、5月の既存店日商が前年同期比11.0%減少したと発表したファミリーマート<8028>などは下げた。また、FOMCでの低金利長期化見通しを受けて米金融株が軟化したことから三菱UFJ<8306>などの銀行株の下げも目立った。そのほか、外資証券の目標株価引き上げを受けた任天堂<7974>や、米カリフォルニア州のディズニーランドが7月17日より再開するとの報道を受けて思惑が波及したOLC<4661>は上昇した。
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