ブランド製品事業の売上高は前年同期比37.7%増の444.78億円、セグメント利益は同463.7%増の83.66億円となった。クリエイティブソリューションは、オンライン教育向け等の需要増加により、ディスプレイ製品及びペンタブレット製品の売上高が前年同期を大幅に上回ったことなどから、大幅な増収となった。一方、ビジネスソリューションの売上高は、営業活動の制約が生じたことなどから、前年同期を下回った。
テクノロジーソリューション事業の売上高は前年同期比5.2%増の407.15億円、セグメント利益は同11.1%増の78.97億円となった。AESテクノロジーソリューションの売上高は、生産、サプライチェーンオペレーションの制限があった中、前年同期を僅かに上回った。EMRテクノロジーソリューション他の売上高も、OEM提供先のメーカー向けの売上高が増加した結果、前年同期を上回った。
2021年3月期通期については、同日、前回10月30日付で公表した連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比19.7%増(前回予想比7.1%増)の1,060.00億円、営業利益が同133.5%増(同44.4%増)の130.00億円、経常利益が同144.5%増(同44.3%増)の127.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同142.5%増(同50.8%増)の95.00億円とし、過去最高更新(2014年3期以来)を現時点で見込んでいる。
第4四半期(21年1−3月)については、引き続き、オンライン教育及びテレワークの普及に伴う需要増加を見込んでいることなどから、前年同期比で増収増益を見込んでいる。
配当予想については、事業環境が不透明であることから、今回は修正せず、利益配分の基本方針のもとで、当期の業績の進捗を注視しつつ、配当予想を修正(増配)できる環境が整った場合には、速やかに修正内容を開示するとしている。
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