ブランド製品事業の売上高は前年同期比9.2%減の322.96億円、セグメント利益は同40.8%減の14.84億円となった。主力のクリエイティブビジネスにおいて、前期に市場投入したディスプレイ製品の新製品の拡販に努めたが、ペンタブレット製品などの販売が前年同期を下回ったことにより同ビジネスの売上高は前年同期をわずかに下回った。さらに、コンシューマビジネスとビジネスソリューションの売上高も前年同期を下回った。セグメント利益は、売上減少にともない販管費の最適化による費用削減も行ったが、為替相場の円高影響や米国の対中追加関税の直接的な課税影響などにより前年同期を大幅に下回った。
一方で、テクノロジーソリューション事業の売上高は前年同期比1.4%増の387.02億円、セグメント利益は同1.5%増の71.06億円となった。スマートフォン向けの売上が、最新モデル向けの売上増加などにより前年同期を小幅に上回った。タブレット・ノートPC向けが、主要顧客群への販売は増加しつつも全体売上で見ると前年同期を僅かに下回った。セグメント利益は、これら売上増加などにより前年同期を僅かに上回った。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高を前期比2.2%増の915.00億円(前回予想は940.00億円)に下方修正しているが、各種利益は据え置いている(営業利益は同25.2%増の52.00億円、経常利益が同15.7%増の48.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.9%減の32.00億円)。
<SF>
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