米国株安や3日続伸に対する反動などが先行して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は終始前日比マイナス圏での推移となったが、決算発表銘柄中心の地合いとなっており、指数を売り崩すような動きは見られず。ランチタイムに、日本銀行の金融政策決定会合の結果「金融政策の現状維持」が伝わった後、為替が1ドル152円台とやや円高に振れたタイミングで、日経平均は下げ幅を広げる場面も見られたが、瞬間的な動きに留まった。大引けにかけては下げ幅を縮小し、39000円台で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比196.14円安(-0.50%)の39081.25円となった。東証プライム市場の売買高は21億9131万株。売買代金は4兆9740億円。業種別では、電気機器、パルプ・紙、卸売、輸送用機器、小売などが下落した一方、金属、海運、陸運、非鉄金属、鉱業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は69.0%、対して値下がり銘柄は27.8%となっている。
日経平均採用銘柄では、決算発表内容が嫌気されて、京セラ<6971>、野村総合研究所<4307>、日立<6501>、エムスリー<2413>、サイバーエージェント<4751>、アルプスアルパイン<6770>の下げが目立った。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>など半導体株の一角もさえない。後場は、アイシン<7259>が今期純利益見通しを引き下げたことから後場一段安となり、トヨタ自<7203>も弱い動きとなった。
一方、想定以上に底堅い決算が評価されて三菱自動車<7211>が大幅高となったほか、通期業績見通しの大幅な上方修正と自社株買いを発表したアドバンテスト<6857>も買われた。また、デンソー<6902>は今期純利益見通しの下方修正を発表するも、同時に発行済の9.62%という大規模な自社株買いも発表したことで買われた。このほか、商船三井<9104>、ニチレイ<2871>、信越化学<4063>、日本電気硝子<5214>、良品計画<7453>などがしっかり。
<FA>
この銘柄の最新ニュース
ルネサスのニュース一覧#日経平均 の最新ニュース
マーケットニュース
- 「外食」が25位にランクイン、9月売上高は34カ月連続前年上回る<注目テーマ> (11/01)
- 東京株式(前引け)=前日比884円安、米株安を嫌気し売り膨らむ (11/01)
- 後場に注目すべき3つのポイント~米ハイテク株下落を受けて売り優勢の展開 (11/01)
- <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位にエムスリー (11/01)
ルネサスエレクトロニクスの取引履歴を振り返りませんか?
ルネサスエレクトロニクスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。