前引け：値上がり１０２９、半導体関連銘柄が大幅高

　前引けの日経平均株価は103.80円高の10287.27円、TOPIXは7.82ポイント高の899.30ポイントで終了。東証一部の値上がり銘柄数は1029、値下がり銘柄数457、出来高は概算で10億1450万株、売買代金は概算で5895億円。

ＮＹ株が上昇したことに加え、ドル円相場が円安に振れていることが買い材料視されて日経平均株価は続伸。

　個別では、たばこ１本５円の増税と報じられた日本たばこ産業 <2914.T> が朝方下落したが切り返して上昇、半導体の増産が報じられた東芝 <6502.T> 、エルピーダ <6665.T> が大幅高、円安にも支えられて東京エレクトロン <8035.T> 、アドバンテスト <6857.T> も大幅高。高炉再稼動と報じられたＪＦＥホールディングス <5411.T> は小幅高、前日に中国へ新工場設立と報じられたホンダ <7267.T> が上昇、関連銘柄でロボットの安川電機 <6506.T> が急上昇となった。

　ＮＴＴデータ <9613.T> が１株400円でTOBと発表されたエヌジエーケー <9748.T> はTOB価格にサヤ寄せの動きでストップ高買い気配。

　市場参加者からは、だんだんと地合いが良くなってきたとの意見が聞かれるようになってきた。一時期に比べて大企業の増資懸念も後退、一方的な円高も年内は一服したとの見方で買い安心感が出ているようだ。

［１週間無料体験募集中 ］ 提供：レーティング情報メルトレ